今話題になっているケトジェニックダイエットって？実践方法や書籍のご紹介

別名アトキンス式ダイエットとも呼ばれるこのダイエット法。ダイエット開始から２週間ほどの間、炭水化物の摂取量を極端に減らすことで血糖値及びインスリンをコントロールし、体脂肪が消費されやすい体質を作るというもの。

私たちの体は活動のための主なエネルギー源として炭水化物（糖質）と脂質（脂肪）を利用しています。

私たちが活動する際、通常肝臓にあるブドウ糖（グリコーゲン）しか使っていません。パンやラーメン、パスタにご飯など、現代人は炭水化物をたくさん取っているので、常にブドウ糖がエネルギー源になっているのです。

ところが、激しい運動を繰り返して備蓄していた炭水化物が減ったり、炭水化物の摂取量を減らすダイエット法を行ったり、絶食をした場合などは、炭水化物が足りなくなり脂肪がエネルギー源の中心となります。

我々の先祖は、圧倒的にサバンナでの狩猟生活が長く、脂肪を蓄えて、飢餓時に脂肪をエネルギー源とするケトジェニック回路を日常的に使っていた事が推測されます。しかし、糖質を1日3食摂取する我々は、その回路をあまり使わなくなり、結果として、体脂肪をつかうタイミングを逸したため脂肪過多となり、肥満人口が増える結果になりました。

「面倒なカロリー計算もいらない、今日のランチからでも手軽に取りかかれる、ランチの後も眠くならない、運動しなくても体重が減っていく、リバウンドしない、そして、こうして食生活やライフスタイルを変えることで、長寿遺伝子がスイッチオンするので、アンチエイジング効果もある。いいことずくめなのですよ」と、白澤教授。

食後約１３時間で体内のブドウ糖が枯渇するので、ケトン体回路が働き始めるのは、その後４～５時間たってから。炭水化物を極端に減らした時にケトン体が合成されるため、このダイエットを始めて２週間は、炭水化物は取らないというのが基本だそうです。

極端な炭水化物制限を行うのは最初の２週間のみで、その後は体調や体重の経過を見ながら、徐々に炭水化物を増やしていきます。

炭水化物・糖質を控えるだけで、お肉や野菜は控えなくてよいので、空腹を感じにくいそうです。さらに野菜の量は多めに摂るようにいわれているので、健康的で良いですね。

糖質を制限することによりサーチュイン遺伝子の１つであるサート３遺伝子がスイッチオンになることにより肝臓のミトコンドリアでケトン体が合成され、このケトン体が脳や筋肉や腎臓に働き身体にアンチエイジング作用をもたらすことが報告されています。

ケトン食は成功を再現し、てんかんを治療するために断食の非主流の使用の制限を取り除くために開発された主流、非薬物療法です。 1920年代と30年代の人気が、それは、主に新しい抗痙攣薬のため廃止されました。 てんかんを持つほとんどの人は、正常に薬で自分の発作を制御することができます。しかし、20〜30％は別の薬の数を試みるにもかかわらず、そのような制御を達成するために失敗する。 このグループの、特に子供たちのために、食事は再びてんかん管理の役割を発見した。

ケトジェニックダイエットを続けると身体が合成する“ケトン体”の役目を研究しました。そして、ケトン体は分子傷害、老化促進因子でもある“酸化ストレス”から細胞を守る事を発見しました。