おなかいっぱい食べて痩せる！DIT(食事誘導性体熱産生)ダイエットがすごい

DITは “Diet Induced Thermogenesis” の略称です。人が消費するエネルギーは、大きく分けて３つ。「基礎代謝」「生活活動代謝」「食事誘導性熱産生」です。基礎代謝はたとえ寝ていても消費する、呼吸や内臓などをはじめとした生命維持のためのエネルギー。生活活動代謝は、歩いたり仕事をしたり、はたまたジョギングや水泳などスポーツ・エクササイズなど、活動して消費するエネルギー。そして食事誘導性熱産生は、食事をするときに消費するエネルギーで、DITと呼ばれます。1日に消費するエネルギーの割合は、基礎代謝が７割、生活活動代謝が２割、食事誘導性熱産生（DIT）は１割となっています。

DIT反応によるエネルギー消費は約10％にもなりますから、1日に1700kcalのエネルギーを摂取をしている人の場合、約170kcalも食事によって消費できます。これは、ご飯軽く1杯分。これを徒歩によって消費しようとすると、50分以上歩かなければならない計算になります。

食事をとることで消費されるエネルギー「食事誘導性熱産生（DIT）」は、実は食事のとり方によって、その代謝量を高くすることができるのです。

・最初の1週間でみるみる体重が落ち、最初の1ヶ月で10kg痩せた・10ヶ月で体重97kg⇒70kg　(正確には68.5kgくらいをキープしてる、とのこと)・長年悩んでいた腰や膝の痛みも治ってしまった

・7ヶ月で体重61kg⇒52kg、それからずっと維持・お腹から先に引き締まってきてウェストは-13cm・バストもヒップも張りが出て上がってきました(ヒップアップ・バストアップ)・「食べているのに(体重が)減っていく、良いことずくめ」

・半年で体重86kg⇒74kg・運動もしてないのに筋肉が付き、胸筋が動くようになった・ヘビースモーカーだったが煙草を止めた　(早食いしてる時は食事後のタバコが最高だったが、　ゆっくり噛むことで満足してるからタバコを欲しがらなくなった)

このダイエット法の効果は、体重減少は勿論、高血圧、糖尿病、脂質異常、痛風などの生活習慣病、腰痛改善、筋肉アップ、ウエストダウン、バストアップ、禁煙まで期待出来る

しっかりと十分な回数を噛んで食べると、それが交感神経を刺激し、エネルギー消費を高めます。またよく噛むと、ヒスタミンというホルモンが分泌され、それが満腹中枢を刺激して食欲を抑えてくれるのです。

食べた食料中の栄養素によって、エネルギーとして消費される量が異なります。たんぱく質：30％、糖質：５％、脂質：４％、炭水化物：10％　このようにエネルギーとして消費され方にかなり違いがあります。

エネルギーに変わる量が多く、持続時間も長くなります。鶏卵、チーズ、魚介類、肉類、大豆、大豆製品などを積極的にとるようにしましょう。

DIT反応は朝がもっとも高く、昼から夜にかけて次第に弱くなります。

DIT反応による脂肪を燃焼する量が多くなり、エネルギーにする働きが長く続きます。

脳が刺激されDITの反応がアップ。食材の中にこれを1、2品プラスするのがおすすめです。

冷えたものよりも体を刺激して熱を生産し、体が活発に活動します。

カロリーが低いからといって、まずいのに無理して食べていると、DIT反応が低くなり、食事を通じたエネルギー消費がされにくくなってしまいます。

DITはおいしい料理に強く反応します。満足感も伴うので、間食防止にもつながります。

コーヒーに含まれるカフェインは脂肪分解酵素を活性化、利尿作用も高めます。お茶に含まれるタンニンやサポニンは脂肪を分解し、カテキンは血糖値を下げます。ただし砂糖は抜くように。

食事の度にＤＩＴ反応は起きますから、1日にとる摂取カロリーが同じなら、食事の回数を多くした方がエネルギーの代謝量は多くなります。しかし、一定のエネルギーを摂取しないとＤＩＴ反応は弱いのです。とくにＤＩＴ反応が弱い人にこの傾向があります。食べ過ぎないように1日の食事回数を増やす事が大切です。