ダイエットにも効果的な【機能性野菜】　ふつうの野菜と何が違うの？

本来は含まれていなかったり、微量にしか含まれていなかったりする栄養成分を人工的に添加した野菜。

野菜にはもともと、様々なビタミンやミネラル、食物繊維などが含まれているが、それらの数字を高めたり、抗酸化成分などを強化した野菜。

アンチエイジングをはじめとして、病気にかかるリスクを下げる機能を機能性成分としていることが多いようで、健康や美容の視点から注目されている野菜

リバウンドをしないダイエットはたくさんの野菜を食べることがポイント

野菜はカロリーが低いためたくさん食べても太りにくいというのは嬉しいポイントのひとつ。

野菜はきれいに痩せるためにはとても大切な栄養素

ダイエットに欠かすことができないビタミンやミネラル、食物繊維といった要素が野菜にはたくさん含まれている。

成人は1日あたり350グラムの野菜を摂取すると良い。

１日に緑黄色野菜120g + 淡色野菜230g、あわせて350gの摂取量が望ましい。

実際私たちが平均的に摂取している野菜の量は、およそ250グラム～270グラム程度しかない。

目安は両手いっぱい分の野菜を1日3回食べる。こうすることで、350ｇは楽にクリアーできる。

食事からの糖質の吸収を緩やかにする食物繊維や身体の調子を整えるミネラル、美しい肌をキープするためのビタミンなどをしっかりと補給することができる。

抗酸化作用の強いフィトケミカルといった機能性成分が含まれているもの、ビタミンＣやカリウムなどが含まれているのもの、野菜といっても、その種類でいろいろな栄養素が異なってくる。

機能性野菜はいろいろな成分がさらに高められているため効率よくダイエットを進められる。

機能性野菜をうまく活用することによって野菜の摂取量が少なくても従来の野菜と同じくらいの栄養素を摂取することができる。

現在20種類ほど出回っているが、値段は多少高め。

ベータカロチンが非常に豊富に含まれている人参

動脈硬化や生活習慣病の予防に効くスルフォラファンが通常の3倍含まれたブロッコリー

高濃度スルフォラファンを含むスーパースプラウト

抗酸化作用があるリコピンを1.5倍のも多く含むトマト

カロテンの多いオレンジ色のミニトマト

ビタミンA(ベータカロテン)を多く含む白菜

活性酸素を抑える抗酸化性をもつ機能性成分アントシアニンが、ミズナに比べて10倍以上も多く含むカラシナ

本来は含まれていない貧血予防に効果があるビタミンB12が入っているカイワレ

血液をサラサラにし、血管壁や毛細血管を強くするケルセチンを多く含む玉ねぎ

苦味成分のポリフェノールを1/10に抑える一方、カロテンは通常の2.2倍、ビタミンCは1.5倍のこどもピーマン

コンビニやスーパーで売られているカット野菜は細かく刻まれているので、栄養素が流出しやすくなっている。特にビタミンCやカリウムなど水溶性の栄養成分は減少。

野菜を茹でると湯に栄養分が溶けだす。野菜をスープやお味噌汁にして汁ごといただくか、茹でるより蒸す方が栄養分が野菜にとどまりやすく、より甘味が強い。

栄養素の流出を防ぐには、水で洗って水分が多少残ったままラップで包んで電子レンジで加熱。

トマトのリコピンやピーマンのカロテンは油に溶けやすいので、オリーブオイルなどのドレッシングをかける。

市販の野菜ジュースを飲むと野菜の栄養が摂れると思いがちですが、濃縮した時に加熱して水分をとばすため新鮮な野菜よりビタミンCは減っている。そして製造過程により裏ごしするので、食物繊維が減っている。