食べたい物を食べたいだけ！「あなたは半年前に食べたものでできている」

内容はいたってシンプル。自分の食欲を「正しい食欲」にすれば食べたい物を食べたいだけ食べていても健康に生きて行ける。

「野菜ソムリエ」であり「アスリートフードマイスター」としても活躍する、村山さん。「何事も駆け抜けていないと落ち着かない！」と自ら話すように、朝からテンポ良く送る日常も、彼女らしさ。

“太らないものを食べたくなる”、「正しい食欲」をもっているだけなのです。そして、「正しい食欲」は、生まれつきのものではありません。いつでも、誰でも、正しい食欲に変えていくことができます。

「何を食べるか」ではなく「何を食べたくなるか」に変え、体にいいものを心から食べたいと思う自分に変わる。

１食のカロリーに一喜一憂するのではなくて、栄養バランスを考える。カロリーが低いからいいのではなくて、カロリーが多少高くなってもバランスのいい食事をする。半年後の自分をつくっていると思ったら、なんだか「食欲のセンサー」も取り戻せそうな気がします。

あなたの骨も、血管も、髪の毛も、爪も、頭のてっぺんから足の先まで、すべての肉体、それに心も、僕たちが食べたものだけで作られている。

人間の体は、疲労がたまったり、精神的に追いつめられたりしてストレスがかかると、かかったストレスと同じくらい強い刺激で、そのストレスを打ち消そうとします。

多忙な生活を送っている人が、毎晩のようにお酒を飲んでいるのも、仕事の忙しい女性が、デスクでチョコレートを一気食いしてしまうのも、仕事のストレスをお酒や甘い食べ物で打ち消そうとしているからでしょう。

運動することでもストレスは打ち消すことができるそうです！

例えばランニングをすると、内臓が蹴り上げられて、腸が動き出して、便秘が解消されたり、汗が出て余計な老廃物を外に流したり、たまっていた内臓脂肪を燃やしたりしてくれます。

ダンササイズも30分…とかだとめげてしまう時。20分なら心理的ハードルが下がりますね。じんわり汗がポイント。

少し汗をかく位の運動をし、身体が欲するものを食べる。それが、身体の大掃除というキーワード。身体の大掃除で、新陳代謝（摂取⇒栄養取得⇒排泄の効率）もよくなってくるそうです。

運動をすると、体の細胞が目覚めて本来の働きを始めるので正しい食欲のセンサーが戻ってきます。だから必要なものを「体」がわかるようになります。

炭水化物・タンパク質・野菜を一食で満たせない時は、48時間の中でバランスを取るというのが48時間ルール。夜は飲みや接待が続く人は、朝や昼でバランスを取るとか。

そうすればめんどくさいカロリー計算や栄養価計算も、我慢も不要です。

私たち人間が、ずっと健康で美しくいるためには、体の”内側から”と”外側から”の働きかけが必要だと感じたのです