数10年にはもう一般化しているという遺伝子検査。統計的に「良い」と考えられる生活を送るだけでなく、遺伝子レベルで個人の体質差を区別して、専門家から適切な指示をあおぐというもの。すでに民間で出来るレベルまで来ているようです。
どのダイエット法が自分に合っているかわからない…
あるときは単品ダイエットをしてみたり、またあるときは断食ダイエットをしてみたりと、“ダイエットジプシー”な女性は少なくないと思います。それって結局、どのダイエットが自分の身体に合っているのか分からないから、情報に振り回されるばかりで芳しい結果が出ないんですよね。
出典話題の「遺伝子検査ダイエットキット」、信憑性は●%? 記者が試してみた | 女子SPA!
「DNA検査ですね。どんな食べ物が身体に良いかというのは、人によって異なります。良いとされる健康法が沢山あり、効果が人によって異なるのはそのためです。
出典特集 高城剛「ボディリセット・ソウルリセット」イベントレポート at ヒガコスポーツ 4/19(土)
遺伝子検査は民間レベルまで来ている
人間には60種類の肥満遺伝子(倹約遺伝子)というものがあります。その肥満遺伝子は「りんご型(β3AR)」「洋なし型(UCP1)」「バナナ型(β2AR)」の3つに分けることができます。自分がどのタイプに属しているかを知ることで「太りやすい食べ物」「そうでない食べ物」を知ることができます。
出典肥満遺伝子診断~倹約遺伝子チェックによる太りやすい食べ物の調べ方~
■1: りんご型内臓脂肪がつきやすいのが特徴。「ぽっこりおなかのビール腹」「ご飯やパンといった炭水化物をよく食べる」「空腹になるとイライラする」「食べ物の誘惑に勝てない」に多く当てはまれば、このりんご型です。■2:洋なし型下半身太りになりやすいのが特徴。「脂肪分の高いこってり系のおかずが好き」「一度の食事で“まとめ食い”をする」「ストレスがたまると過食になる」「お酒が好きで晩酌多めと」に多く当てはまれば、洋ナシ型です。■3:バナナ型太りにくいが痩せづらいのが特徴。「筋肉がつきにくく、太るとなかなか痩せない」「生魚や野菜などあっさりしたものが好き」「食事の時間が不規則でも気にならない」「朝食を抜くことが多い」といったことに多く当てはまればバナナ型です。■4: アダム・イヴ型主要な肥満関連遺伝子に変異が見られない。遺伝子によってではなく、生活習慣によって太るのがこのタイプです。
出典これが最先端!肥満遺伝子タイプ別ダイエット法 | nikkanCare.ism(ニッカンケアイズム)
一言で「遺伝子検査」と言ってもその用途は広く、専門的なところでは犯罪捜査に用いられますが、最近は民間レベルでも検査可能で、たとえばダイエットの強い味方になるものもあるそう。
出典話題の「遺伝子検査ダイエットキット」、信憑性は●%? 記者が試してみた | 女子SPA!
試してみた人の感想
一般の人でも気軽かつ安価に試すことのできる某遺伝子キットを実際にインターネットで注文してみました。今回注文したキッド以外でも各社が販売していますが、どこも約6000円が相場のようです。
出典話題の「遺伝子検査ダイエットキット」、信憑性は●%? 記者が試してみた | 女子SPA!
品名は分析キットと書いてあります。 もし家族の人にバレたくない時は、注文するとき備考欄に品名の指示をしておくといいかもしれません。
付属の綿棒でぐりぐり両頬の内側をこするそう。思わずおえっとなります。送った綿棒は検査され、2~3週間で分析結果が届きます。記者は脂質の代謝が苦手な「洋なし型」だそう。
出典話題の「遺伝子検査ダイエットキット」、信憑性は●%? 記者が試してみた | 女子SPA!
遺伝子操作はこういった方向にも
ある研究で、マウスに遺伝子操作をした大腸菌を与えたところ、食欲を抑制し、体重を減らすことに成功したそうです。この大腸菌はNAPE(N-アシルホスファチジルエタノールアミン)と呼ばれる化学物質を産出するように設計されています。NAPEは体内で、食べ物を消化したときに産出されるホルモンへと変換されます。このホルモンは血液を通って脳へ入り、食欲を抑制します。つまり、遺伝子操作をした大腸菌を腸内に持つマウスは、実際よりも多く食べたように感じるわけです。
出典近未来のダイエット法?マウスに遺伝子操作した大腸菌を与えて体重を減らすのに成功 | ライフハッカー[日本版]
ダイエットというより、健康管理のために
米国の人気女優、アンジェリーナ・ジョリーさん(37)が14日、ニューヨーク・タイムズに寄せた「将来の乳がん予防のための乳房切除」の告白が論議を呼んでいる。米疾病対策センター(CDC)によると、米国女性が罹患しやすいがんの2番目が乳がんだ。ヒスパニック系女性ではがんによる死因のなかの第1位である。食生活など、いろいろ要因は言われているが、最近注目されているのが、乳がん、卵巣がんを引き起こす遺伝子の存在だ。ジョリーさんの場合、母親が乳がんにかかり、10年近くに及ぶ闘病生活を送った。卵巣がんも併発し、07年、56歳で亡くなった。母方の祖母も40代で卵巣がんで亡くなっている。ジョリーさんの寄稿によれば、変形BRCAが発見され、将来乳がんになる可能性は87%、卵巣がんは50%以上とされた。そこでまず確率が高い乳がんの対策を選択したという。
出典アンジェリーナ・ジョリーが受けた乳房切除とは :日本経済新聞
病気や老化にはそうなる遺伝子がある。一方で病気を治す遺伝子や長寿遺伝子もある。こうした遺伝子は普段はほとんど働いていない。生活習慣によって遺伝子がスイッチオンになり動き出す。中でもとくに食べ物が関係していることが分かってきた。
出典アンチエイジング・健康寿命の延長は遺伝子にあった!【1/3ページ】
ほかにも、ダイエット方法は進化中
「ミドリムシ」と聞いてぎょっとする人もいるかもしれないが、ミドリムシは「ムシ」というより、ワカメやコンブなどと同じ「藻」の仲間。別名「ユーグレナ」とも。体長わずか約0.05ミリメートルの微生物にもかかわらず、ビタミン・必須アミノ酸・DHAなど59種類もの豊富な栄養素が含まれているとのこと。これは忙しい社会人の必須アイテム!?
出典石垣産ミドリムシ入りドリンク「飲むユーグレナ」「飲むミドリムシ」 全国のイトーヨーカ堂にて販売! – ねとらぼ
足りない栄養素はないとも言えるミドリムシのサプリメントを摂取することで、コレステロールを減らしデトックスを促すことができるので、メタボ予防に効果が期待されています。メタボは中年の方に多いので中年太りにはミドリムシが最適だと言えるでしょう。
出典ミドリムシに期待される未来のダイエット!パラミロンとは | スキンケア大学
スタートアップ企業「NanoLipo」が、金ナノ粒子を使った脂肪吸引術に取り組んでいる、と「Chemical & Engineering News」がレポートしています。不要な脂肪がある患者にナノ粒子を注入し、レーザーでナノ粒子を熱します。すると、ナノ粒子の周りの脂肪が溶け出します。あとは、液状になった脂肪をニードルで吸い出します。この方法はがん治療にも使えます。金のナノ粒子を熱することで、がん細胞を殺せることがわかっています。
出典近未来のダイエット:金ナノ粒子で脂肪を溶かして吸引? | ライフハッカー[日本版]
抗肥満薬には多くの可能性が秘められている。中枢神経系に影響して食欲を抑制したり、脂肪の吸収を抑えたり。体脂肪の燃焼を促進するものも開発されているという。そんな肥満治療の一つとして注目されているものにレプチンがある。ご存知のようにレプチンは肥満遺伝子と言われ、食欲を調整する働きを持っている。このレプチンを直接皮下に注射するという治療が米国で研究されているらしい。治験によると6ヶ月で7キロもの体重減少が見られたとのことである。
出典楽して痩せたい!未来のダイエット、肥満治療の展望 – 肥満とダイエット方法 | 気になる医学