自宅でも出来ちゃう？「腸内洗浄」の驚くべき効果と注意点

腸内洗浄とは読んで字のごとく腸の中を洗浄することです。

その方法は、レバー付の管を肛門に入れ、温めた滅菌蒸留水またはコーヒーを主成分とする溶液を断続的に注入し排便を促すというもの。

浣腸との違いは、浣腸は排便を促進させるものですが、腸内洗浄は直接腸の中を洗い流すもので、長年蓄積された宿便を排出することが出来ます。

医療機関で行う腸内洗浄の費用ですが、基本的に腸内洗浄は保険の対象外となり、自費での診療となります。

費用は一回当たり（カウンセリング料込）約１万～１万８千円弱位で、３０分～１時間程で終了します。

医療器機認定を受けた自宅キットも発売されているので、使用方法をしっかり守り自分で行う方が継続して行うには金銭的には良いと思われます。

腸内洗浄の一番の効果は便秘の改善です。 腸に刺激を与え腸の動きを活発にし、消化器の活動を改善することで排便を促進させます。

ひどい便秘症で長い間排便がない人にとっては即効性があり、腹痛なども起こりにくいので、効果を実感しやすいと言う点で人気があります。

予防医学的、美容効果、即効性のある便秘解消法として近年注目されています。

デトックス効果（毒素排出効果）があり、身体の内側から綺麗になるアンチエイジング効果があると言われています。

腸内の水分吸収が良くなり、肌トラブルが解消されてきます。例えば、ニキビや肌荒れ、シワなどの解消

血液中に溶け込んでいた腐敗ガスの成分がなくなるため、ドロドロの血液が改善されて血行改善や美肌効果などが表れる

腸の内側が綺麗になることで内壁からの水分吸収を助け、代謝がよくなりダイエット効果をもたらすとも言われています。

慢性の便秘に悩まされてる人は、体内に３～５㎏の宿便が溜まっていると言われています。 女性は特に便秘に悩んでいる人も多いと思いますが、この宿便を排出するだけでもかなりのダイエットになります。

腸内洗浄は腸の中にチューブを挿入して行います。 医師の免許を持つサロンや病院で行う場合は問題ありませんが、自宅で行う場合は腸内に傷をつけてしまう可能性があります。

正しい方法で腸内洗浄が行なわれなかった場合には、腸内洗浄は即効性を出せないばかりか、大腸の機能低下、感染症、そして大腸内の粘膜が弱くなり、穴が空いて、出血をしてしまう大腸憩室炎になるといったデメリットがある

市販の腸内洗浄キットはコーヒーなどの成分で作られた専用液を、おしりから腸内に注入して強制的に宿便などの老廃物を押し出すのですが、この時に宿便や老廃物と一緒に健康な腸内を保つために必要な乳酸菌や善玉菌（ビフィズス菌）までも押し出してしまいます。

腸内洗浄を個人で行うことは危険が伴うことも十分理解したうえで、細心の注意を払い使用して下さい。

腸内洗浄は本来、病気が原因で発生する便秘（症候群性便秘）がひどくなった場合に、専門的な知識を持っている医師の判断と指示で、衛生的にも万全な状態で行なわれていた、緊急性を要する便秘解消方法でした。

頻繁に腸内洗浄を行うと、体が強制的な排出に慣れてしまい、自力で排便しようとする力が弱くなる場合があります。

やるからには医療機関はもちろん、市販の腸内洗浄キットでも慎重に選んでおこなうようにしなければいけません。

安全でお手軽など誤った認識をせず、腸内洗浄にも様々なリスクがあるということを踏まえた上で、腸内洗浄を行うことが大切です。