大豆は「豆の王」といわれるように豆類の中でもタンパク質の含有量が最も多く、しかもアミノ酸の組み合わせが動物タンパクによく似ていることから、「畑の肉」とも称される、非常にすぐれた栄養食品です。また、ダイエット・生活習慣病・がん防止など様々な効果が期待できます。
大豆の効能
大豆はマルチサプリメントと言っても過言ではないほど、様々な成分が含まれています。
出典あなたを肌荒れを治す大豆のチカラ~女の綺麗は大豆から | 女性の美学
大豆は、更年期の症状を緩和し、生活習慣病のリスクを軽減します。
体内の水分バランスを保ちむくみの予防に効果のあるミネラル、代謝UPに欠かせないビタミンB群、腸内環境の改善に役立つ食物繊維、オリゴ糖、アーリーアンチエイジングに欠かせない強い抗酸化作用を持つサポニンが含まれています。
出典食べ方で効果が全然違う!? 美容目的なら大豆は●●しないともったいない | 女性の美肌・美容マガジンLBR
女性特有のPMS(月経前緊張症)や更年期などの症状を軽減させ、さらにはコレステロール値の上昇による動脈硬化を和らげる力を持っている、ともいわれています。
出典大豆が秘める3大成分で健康な体に! 健康・美容の秘訣は大豆にあり! [健康食品・サプリメント] All About
動物性の脂肪のようにコレステロールが多くないので、安心して食べられます。
■大豆イソフラボン
大豆の胚軸(生長すると芽になるところ)部分に多<含まれる抗酸化物質の1種。細胞にダメージを与える「活性酸素」の働きを抑えてくれる優れものです。
女性ホルモンには血管系の病気を予防、悪玉コレステロールを減らし、血液を流れやすくし血圧を下げる働きがあるため、エストロゲン様物質の大豆イソフラボンを摂取することで、同様の効果が期待できます。
出典大豆イソフラボンの効果と効能 更年期障害・女性のホルモンバランスの改善-サプリメントラボ
体内でカルシウムが不足すると骨から大量にカルシウムが放出され、骨が溶け出してしまうのですが、大豆イソフラボンにはカルシウムが溶けるのを防ぎ、骨の強度や骨密度を守る働きがある
■サポニン
サポニンは、植物の根、葉、茎などに広く含まれている配糖体の一種で、コレステロールを除去したり、体内で血栓をつくり動脈硬化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制する効果があります。
サポニンは、ガンの原因となる“過酸化脂質”を排除する役割も持っています。
出典2/2 良薬口に苦し!大豆サポニンの奇跡の力 [健康食品・サプリメント] All About
大豆サポニンは強い抗酸化作用をもち、体内においても脂質の過酸化を抑制し、代謝を促進すると考えられます。
出典大豆サポニンの効果・効能 成分・素材辞典|食養生.com 健康食や食生活改善の情報をお届け。漢方や健康茶、健康食品もご紹介!
大豆サポニンを含む大豆製品を継続して摂っていると、消化酵素を助け、腸の状態を整えるため、効果的なダイエットができるわけです。
出典大豆サポニンとは
■大豆レシチン
大豆レシチンとは、大豆に含まれる物質の中でも不飽和脂肪酸のことです。
レシチンには乳化作用があり、血管内壁に付着したコレステロールや、血中の中性脂肪も溶解して、血液の流れを一段とスムースにしてくれます
出典大豆レシチン〜子供から高齢者まで、様々な病気を予防・改善〜代替療法食品研究会
日頃からレシチンをしっかり補給することで、アセチルコリンという記憶に関係した神経伝達物質の生成を促進し、アルツハイマーや認知症の予防や、記憶力を維持して学習能力を向上させるとともに、脳細胞の破壊を最小限に抑えることができます。
レシチンは、からだの中で脂質、脂肪酸、コレステロールや脂溶性ビタミン(ビタミンA、E、D、K)など水に溶けにくいものを包み込み、ミセルをつくり、水に溶けるようにします。そうすることで、これらの栄養素が腸で吸収されるのを助けてくれているのです。
出典レシチン(フォスファチジルコリン) | 栄養療法~薬だけに頼らない根本治療をめざす、心と身体に優しい治療法。 | オーソモレキュラー.jp
■大豆オリゴ糖
大豆に含まれる多種少糖類の総称で、大豆たんぱく質を利用したあとの残りかすからつくられています。人の消化酵素では分解されにくいため、カロリーは砂糖の半分程度です。
だいたい砂糖の約70%ぐらいの甘みを持っています。しかし砂糖と比べると約半分のカロリーですので、甘みが強くて低カロリーというのが大豆オリゴ糖の良いところです。 またしっかりと整腸作用もあるので、トクホとしての認可もおりています。
腸内有用菌を活性化させる働きをもち、他のオリゴ糖よりも少量で便秘解消や腸内環境を改善する働きをもつ
出典https://kotobank.jp/word/%E5%A4%A7%E8%B1%86%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B4%E7%B3%96-806671
続けて摂取することで腸内環境がよくなり、免疫力がアップする、お肌がキレイになる、大腸がんを予防することができると言われています。
出典3.善玉菌のエサになる「オリゴ糖」編 | マルヤナギ 毎日だいず応援団
近年ではガンの予防になると研究結果も出ている
「大豆」に含まれるゲニステインは大腸がんの発生を予防する、という米イリノイ大学の研究結果が専門誌に掲載された。
出典大豆で大腸がんを予防!?発がんにつながる異常を制御|男の健康|ダイヤモンド・オンライン
大豆に多く含まれる「イソフラボン」という成分は、女性ホルモンの作用に影響して、乳がんや前立腺がんを防ぐ効果が報告されています。
「みそ汁」、「大豆、豆腐、油揚、納豆」の項目から大豆イソフラボンの摂取量を計算し、乳がんとの関連を調べました。イソフラボンをあまり食べない人に比べ、たくさん食べる人のほうが乳がんになりにくいことがわかりました。
出典大豆・イソフラボン摂取と乳がん発生率との関係について | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 独立行政法人 国立がん研究センター がん予防・検診研究センター 予防研究グループ
オススメレシピ
■酢大豆
お肌にいいし、疲労回復、血液サラサラ、便秘解消、血圧下げて肝臓にも効果があったり、色々と効能があるとっても身体にいい食べ物です
出典気軽にはじめられる健康法「酢大豆」、効用や作り方お教えします – Yahoo!知恵袋
■ひじきと大豆の煮物
高血圧を予防するために、血圧上昇を抑える働きのある水溶性食物繊維をたっぷり含んだひじきと、消化吸収率の高いゆで大豆を組み合わせた簡単・和食レシピ