痩せすぎ禁止！？世界で危険視されている『痩せすぎる女性達』

フランス国民議会（下院）は3日、痩せすぎのモデルを禁止する修正法案を賛成多数で可決した。

修正法案は「体格指数（BMI）が一定基準以下の人」は「ランウェイ（キャットウオーク）モデルとして働くことができなくなる」と定めている。

「痩せすぎ」とみなされるモデルを雇用しているモデル事務所には6月以下の禁錮刑と7万5000ユーロ（約980万円）以下の罰金が科される可能性がある。

同様の対策がスペインやイタリア、イスラエルなどですでに取られている

この法案の可決に先立って、「過度の細さ」を扇動した者に対し、1年以下の禁錮刑と1万ユーロ（約130万円）以下の罰金を科す修正法案も可決されていた。

拒食症と痩せていることは別物、フランスのモデル業界の競争力が落ちてしまうと猛反発している。

女性ではやせ（BMI＜18.5）の増加が著しく，20歳代女性で20年前の14.2％から23.3％に増加

痩せるということは体重を減少させるのではなく、体脂肪を減らすことである。

近年の細身志向により美容体重の基準は大幅に落ちています

美容体重は一般的な健康体重とは異なり、見た目(ルックス)を重視した体重を指します。

テレビや雑誌で活躍しているモデルさんについては、さらに軽いモデル体重という極限の体重まで落としている人も多くいらっしゃいます。

日本では摂食障害の患者数が増加しています

ほとんどの女性はダイエットをしていても，食べ物や体重のことを四六時中考えているわけではない。

摂食障害は、拒食症と呼ばれる「神経性無食欲症」と、過食症と呼ばれる「神経性過食症」の二つの症状を引き起こします。

とくにドカ食いしては吐き戻す「過食症」タイプの患者は，食べ物への関心さえ隠したがる。

「患者の共通点は自己評価の低さ。本人はやせれば自信が持てるようになると言う」と話す。

摂食障害に陥るタイプの人は「誰からも好かれなくてはならない」と考える

メディアに登場するモデルや女優はBMIが18程度の人が多く，やせすぎの女性が美の見本になっている。

やせた女性をもてはやすメディアの責任は重大だが，周囲の期待に応えたい，みんなから好かれたいという気持ちが摂食障害に向かうなら，あまりにもつらい。

十分に栄養を摂らないまま妊娠・出産すると、子どもが糖尿病や高血圧などの生活習慣病にかかるリスクを高めてしまう