「攻めの間食」がダイエットにおすすめ！効果的な間食の仕組みとは

450人を超えるモデルたちに間食を摂るように積極的に勧めてきた。細川さんのオススメは、三食では不足する栄養素を積極的に摂るという攻めの間食。

モデルの岸本美穂さんは、ミス・ユニバース・ジャパンのファイナリスト。岸本さんは体型を維持するため、間食は絶対に摂らないよう我慢せていた。しかし栄養の偏りから、便秘、肌荒れなどに悩むようになった。細川さんは不足しがちな栄養素を間食で補うように指導。「カロリーは総摂取量で調整」といった三ヶ条を実践する事で、一月ほどで体質が改善したという。

攻めの間食の極意は「必要な栄養素を見極める」「好きな食品から栄養をとる」「カロリーは間食の総摂取量で調節」。

『間食＝太る』と思われがちですが、実はそうとも限らないのです。むしろ間食を上手にすることで痩せることもできると言われています。

空腹が原因でストレスがたまるぐらいだったら、我慢しないで間食した方が、ストレスも緩和されてダイエットがうまくいくんですよ。

結論から言うと、間食をすることでリバウンドしにくくなるからです。間食をすることで、次の2つが期待できます。・血糖値を一定に保つことが出来る・筋肉が分解されるのを防ぐ

私たちの身体は、空腹を感じると脳がなるべくエネルギーを吸収しないといけないと判断し、次の食事でたくさんのカロリーを摂らないと満足しなくなってしまうのです。その結果、消費カロリーを超えてしまい体重が増加してしまうのです。

怖いのが「飢餓モード」と呼ばれる身体の機能。空腹を感じると、生命を守るために必要以上に脂肪を蓄えようとしてしまいます。こうなると少しの食事でも太りやすくなるばかりか、痩せづらい体質になるという悪循環に陥ってしまいます。

飢餓モードの時にガッツリ食事をしてしまうと血糖値が急上昇してしまい、脂肪が増加する原因になってしまいます。

間食が効果的なもう一つの理由は、筋肉の分解を防ぐ効果があるためです。

筋肉が落ちると基礎代謝が落ち、1日に消費するカロリーも落ちるので、痩せにくく太りやすいカラダになってしまうからです。

細川氏が勧める間食の「三箇条」は、（1）必要な栄養素を見極める。（2）好きな食品からその栄養を摂る。（3）カロリーは1日の総摂取量でコントロールする。これを守れば、間食で美と健康が実現できる。

女性に不足しがちな栄養素は、ビタミンC、カルシウムなどで、間食の目安は200キロカロリー以下。

たんぱく質は脂肪を燃焼し、腹持ちが良くなるという効果があります。また、ビタミンB1は糖質の代謝に必要です。おやつの食べ合わせとして摂るのが最も効果的なので、ぜひ組み合わせて食べましょう。ちなみに、ビタミンB群は水溶性で水に溶けてしまうので、食べ物から摂取するようにしましょう。

管理栄養士の小島美和子さんは、企業で間食を取り入れた栄養指導をしている。間食の助けになる食材は、焼き海苔、味付け昆布、すりごま、きなこ。これらの食材には、食物繊維、ミネラルが豊富である。

食事だけでは不足しがちなカルシウムは、ヨーグルトやチーズなどの乳製品で。生理で多く失われる鉄分は、ココアやドライフルーツで。食事だけでは足りず、不足すると足がつるマグネシウムはナッツ類で。腹持ちがよく、血糖値が上がりにくい効果もある。

間食ダイエットは、昼食と夕食の時間が7時間以上空いている人が行うようにしましょう。12時にお昼を食べて17時に食べるというのであれば、我慢の必要がなく、低血糖になりづらいので、間食は行わない方がおすすめです。時間が空いている方には、間食はとても有効なのです