太りにくい脂肪を知って、ダイエットに活かそう！

人間の体内に存在する脂肪細胞には、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の２種類があります。

。白色脂肪の役割は、エネルギーの貯蔵です。 カロリーが不足するときに備えて余分なカロリーを蓄えておく

一方、褐色脂肪の役割は、脂肪と糖を燃焼させて熱を作り出すこと

白色脂肪は全身のあらゆるところにあり、とくに下腹部、お尻、太もも、背 中、腕の上部、内臓の回りなどに多く存在しています。

体重がそれほど多くなくても、下腹部やお尻、太ももなどの太さが気になる人が多いのは、これらの部分に白色脂肪細胞が多いため

一方、褐色脂肪細胞の分布場所は、首の周り、脇の下、肩甲骨の周り、心臓、腎臓の周りの５カ所

白色脂肪細胞の数は、胎児期～成長期にかけて３度のピークを伴いながら増加していきます。 そして、この３つの時期で、あなたの白色細胞の数が決定

褐色脂肪細胞は、脂肪細胞のうちの約 1％しかありません。幼児期に多く、成長期に入ると少しずつ減少して、成人になると激減してしまいます。

褐色脂肪細胞の働きが活発な人はエネルギーをたくさん消費することができるので太りにくい

肥満の人は、この白色脂肪細胞の数が普通の人より多い、あるいは、この細胞が膨張しているという特徴があります。

肥満児のまま成長して大人になると、白色脂肪細胞が多い体になってしまい、大変に痩せにくい体質が出来上がる

大人になってからの肥満はあなたの白色脂肪細胞が膨張した結果

残念ながら、褐色脂肪細胞は成人以降は増えません

2009年のスウェーデンとオランダの研究チームによる“室温16度の部屋で足を氷水に漬ける”という実験で、褐色細胞が高い確率で活性化することが立証されています。

褐色脂肪細胞を活性化させるのに最も効果的と思われる方法は、 ズバリ水泳

【褐色脂肪細胞が活発にはたらく条件】●　１８℃以下の温度が最もはたらきやすい。●　よって、冷水シップ、冷水シャワーで背中、首、脇下などを冷やす。●　冷えたあとで、背中、首、脇下の運動をする。

いきなり冷水をかけたりすると心臓に大きな負担がかかりますので、温かいシャワーから徐々に慣らしていくようにしましょう。