眠る前のひと工夫で痩せる！”睡眠ダイエット”

私たちの体は正しく眠るだけで毎日300キロカロリーを消費している。これは1カ月強で1キロの計算に。

眠りの質が低下すると、代謝を促進する成長ホルモンや、脂肪や糖質を分解するコルチゾールがうまく分泌されなくなる。

「レプチン」と「グレリン」というホルモンのバランスが崩れてしまうからです。

睡眠時間が5時間の人は8時間の人に比べて、レプチンが16％少なく、グレリンが15％も増えています。つまり、睡眠時間が短い人は、食欲が増して太りやすい身体になってしまっている、ということです。

必要な睡眠時間を確保するだけで自然に痩せていってしまうんです！もちろん、ただ寝ていれば良いというわけではありません

いかに質の良い睡眠をとる事ができるかが重要です

胃腸には、いわゆる腹時計と呼ばれる体内時計があります。おなかが膨れると眠くなりますが、ぐっすり眠るためにはある程度、胃腸の動きが落ち着くことが必要です。

どうしても何か食べたい時には、体に負担がかかりにくいコンソメスープや油分が少ない汁物、ハーブティーなどを腹6分目を目安にいただこう。

眠くなると手足が温かくなるのを感じたことはない？これは、体が眠ろうとして表面から熱を放射し、体の中心部の体温（深部体温）を下げようとしている証拠。つまり、眠気を誘うには深部体温を下げることがポイント。

就寝の1時間前までを目安に、約38～40℃のお湯に、最低でも10分間浸かるのが理想的だ。

ダイエットには運動が欠かせないもの。けれど、眠る前に腹筋といった激しい筋トレ系の運動をすると、体の活動をつかさどる神経「交感神経」が刺激され、正しい眠りの妨げになることが。

眠る前に行うなら、リラックスをつかさどる「副交感神経」にアプローチする、ストレッチやヨガ、ドローインなど、体をゆるめる動きがおすすめ。

意外かもしれませんが「歯磨き」も寝る前にしてはいけないことの一つ。歯磨きにはリフレッシュ効果があるだけでなく、歯茎を刺激することで睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑制してしまいます。

就寝の1時間前に、人の気持ちを落ち着かせる暗めで暖色系の照明に切り替えて、身も心もリラックス。ちなみに、就寝前のメールは、エスプレッソ2杯分の興奮状態をつくるらしい！ のでご用心。

スマホや携帯の液晶画面から出る強い光が「メラトニン」の分泌をストップさせ、不眠症になるケースもあるとか。