ただあてるだけ！シャワーダイエットのやり方

全身浴にしても半身浴にしてもバスタプにつかることがダイエット入浴法の基本であり、シャワーをササッとあびるだけの生活をつづけることはすすめられません。

長い人生の健康維持のためにはバスタブにつかることが重要であることを忘れないようにして、シャワーを上手に使いこなすコツをマスターしましょう。

朝でも夜でも、シャワーを浴びる機会にちょっとだけ、シャワーの当て方に注意するだけでできるダイエット法をご紹介します。

シャワーの水圧でツボを刺激することで、全身の気（東洋医学でいう一種の生命エネルギー）がスムーズに流れ出し、血行と新陳代謝が促進され、ダイエット効果を促すというものです。

シャワーマッサージをする時のお湯の温度は「頭寒足熱」がポイントです。

あごから頬を通ってこめかみへ、鼻から目の上を通ってこめかみへ、おでこの中心からこめかみへ。

この3つのリンパの通り道を左右とも刺激していきます。

上半身のリンパを刺激して首から上への血流を助けます。腕を軽く上げ、二の腕から脇の下へ向けてシャワーを当てます。

足首からふくらはぎを通って、膝の裏までゆっくりと強く熱いお湯を当てていきます。

左右数回繰り返したら、続いて、膝裏から両足の太ももの裏側を通って足の付け根部分へ向けて当てていきます。

ここにはリンパの流れがあるので、強く刺激することで、老廃物を流し去る助けとなります。

最近のシャワーは、温度調節がきわめて簡単になっていて、レバーをクルリとまわすだけで温水になったり冷水になったりします。

体内の余分なカロリーをエネルギーに変えて、脂肪を燃やす働きのある“褐色脂肪細胞”。

温水→冷水→温水→冷水と水圧を上げたシャワーを浴びることで効果的に刺激するので褐色脂肪を活性化させるから余分な脂肪をどんどん燃焼することで、脂肪を貯めないようになり、太りにくくするのです。

ダイエット入浴法の「温冷交互浴」での温水とは体温より少し高めの温度、冷水とは氷のような冷たさではなく、18～20度くらいと覚えておきましょう。

温水と冷水をきりかえるときに注意しなければならないのは、身体にあてっぱなしでレバーをまわさないことです。

人間の本能的な働きとして、夕方以降になると副交感神経が活発になり、インシュリンが盛んに分泌されます。すると、体が脂肪を蓄積しようとするのです。

熱いシャワーなどを浴びることで交感神経を高めて、一時的に副交感神経を抑えることができます。この性質を利用して、食後の脂肪の蓄積を抑えようというダイエットです。

食後30分以内に42度以上の熱いシャワーを、3～5分くらい浴びればよいだけ。

逆に、夕食前や夕食後に40℃前後のぬるめのお風呂にゆっくりつかってしまうと、体がリラックスした状態になります。

冷たいシャワーを浴びるだけで、痩せるという研究結果がアメリカで発表され、その冷たいシャワーダイエットが話題になっています。

人間の脳には体温を最適に調節する「体温調節中枢」があります。「体温調節中枢」は、体が温まれば体温を下げ、冷えれば体温をあげるよう指示を出します。

つまり、水シャワーで冷やせば、体は体温をあげようと熱を放出。その結果、内臓脂肪が燃焼し痩せるというわけ。

お風呂ダイエットには多種多様な種類が存在します。なかでも、一風変わっている方法がシャワー駆け足ダイエットです。

シャワー駆け足ダイエットとは、お風呂の中で数分間シャワーを浴びた後に駆け足を行うもので、痩せる効果があるといわれています。

シャワー駆け足ダイエットの方法は、はじめに43℃に設定した熱めのシャワーを浴びます。

体が温まるまで2～3分間浴びたら、その場で駆け足を5分間行いましょう。

ただちに出来るダイエット方法であるため、お風呂に浸かることが得意でなかったり、時間がなくて浴槽にお湯が溜まるまで待てない場合でも行えます。多忙な人におすすめの方法ではないでしょうか。