ただ寝ているだけのこの時間にそんなに使っているのか!と急にもったいなさを感じる方もいらっしゃると思いますが、今、この睡眠時間を利用した「睡眠ダイエット」がとても注目されています。
出典ダイエット美
「ちゃんと寝ないと太る」という説を聞いたことがありますか? ホントなの? と思うかも知れませんが、これって、ホントのことなのです。あまり関係なさそうに思える睡眠とダイエット。でも、世界各国のさまざまな研究結果から、今では「寝ないと太る」という説が正しいことが実証されています。
出典世界睡眠会議
寝ているときの消費カロリーは一晩で約300kcalと言われています。そのため、睡眠が十分に取れていない状態では、消費されるはずだったカロリーが消費されず、太りやすい体質に。
出典美BEAUTE(ビボーテ) | – キレイを発見する、Webマガジン –
「睡眠ダイエット」ってどうやるの?
特別な運動や食事制限などは一切行わず、質の良い睡眠を毎日7時間半~8時間とるだけで痩せるという、なんとも夢のようなダイエット方法、それが睡眠でダイエットです。
効果はどのくらいあるの?
「今まできちんとした睡眠がとれていなかった人は、良質な睡眠がとれている人の1/3、100kcalほどしか脂肪が燃焼できていません。その差は200kcalにもなります。そして、人が1kg太るには約7200kcalの摂取が必要。きちんと眠ることで毎日プラス200kcalを消費できるようになると、36日(=7200kcal÷200kcal)で1kg痩せる計算になるんです。つまり、半年続ければ5kgは痩せることができるということです」
ゴールデンタイムに寝る
睡眠のおけるゴールデンタイムとは、22時から深夜2時までの時間を言います。これは成長ホルモンがもっとも分泌されやすい時間なのです。できるだけ、この時間帯を狙って眠るようにしましょう。昼夜逆転生活などはホルモンの関係上、太りやすくなるので、注意しましょう。
夕食のタイミング
胃腸には、「腹時計」と呼ばれる体内時計があります。お腹がふくれると眠くなりますが、そのまま眠ると睡眠の質が悪くなります。グッスリ眠るためにはある程度、胃腸の動きが落ち着くことが必要です。
出典睡眠課題・不眠の原因や改善方法を知る情報サイト | フミナーズ
入浴のタイミング
お風呂は出来れば眠る直前ではなく、2〜3時間前に入っておくと良いでしょう。数時間前に入ることで体温を1度程度上げておけば、就寝時間に合わせて深部体温が下がるようになるので自然と眠くなるように。寝つきの悪い方は特にシャワーですまさずに、湯船につかってしっかりと体を温めましょう。
ハーブティーでリラックス
カモミール、ペパーミント、ラベンダー、バレリアンのハーブティーには鎮静作用があり、寝る前に飲むと脳の働きがリラックスして寝る準備を整えることができます。寝ようとすればするほど、眠れないという人は食後にこれらのハーブティーを飲んでみてください。
アロマの香りでリラックス
寝る前にリラックスするために、アロマの香りを楽しむことで、心身ともにリラックスして質の良い睡眠に繋がっていくものです。
電気は消す
睡眠の質を高めるためには、眠気を誘う「メラトニン」という物質の分泌を高めることも大切。メラトニンは光の影響で分泌量が少なくなるため、寝室は真っ暗にして寝るのが効果的です。
出典Rhythm (リズム) | あなたにちょうどいい、リズムが見つかるヘルスケアメディア
寝る前にストレッチ
寝る前にストレッチをすると、1日の体のコリをほぐすことができて血液の流れが良くなり、しかも自律神経への働きもあって、だんだん体がリラックスしてきます。体がリラックスできれば眠気も出てきますので、効果的に睡眠ダイエットができるんですね。寝る前のストレッチは10分程度で構いません。
寝る前のオススメ呼吸法
(1)鼻から吸っておなかをふくらませる両脚を腰幅程度に開いてあお向けになり、両手は体の横に伸ばします。鼻から大きく息を吸い込み、おなかをふくらませましょう。(2)口で吐いておなかをへこませる口からゆっくりと息を吐きながら、今度はおなかをへこませていきます。(1)→(2)を、心地よいと感じる範囲で行って。
出典ダイエット、フィットネス、ヘルスケアのことならFYTTE-フィッテ
起きたら朝日を浴びる
睡眠から目覚めたら、必ず朝日を浴びるようにしましょう。朝日を浴びることで、睡眠に重要なホルモンである“メラトニン”が分泌準備を行うため、夜にぐっすり眠ることができるようになるのです。
出典GODMake.毎日のメイクが楽しくなる美容情報メディア
注意することは・・
15時以降の昼寝は夜の睡眠に影響が出るので控えましょう。昼寝前にカフェインを摂取すると、約30分後にカフェインの眠気覚まし効果が表れるので、起きれるか不安な人は昼寝前にコーヒーや紅茶などを飲むのがオススメです。
スマホやパソコンの普及のためか、寝る前にこれらの機器をいじってから睡眠に入る方も多いようですね。しかし、これは睡眠にとってとてもマイナスに作用します。明るい画面をみると、頭が「今は日中だ」と錯覚してしまい、なかなか熟睡することができなくなってしまうからです。
出典+healthcare | コラム | ドコモ・ヘルスケア
横向きで寝ると脂肪がつきやすいので注意が必要です。横に寝ると片方の骨盤だけで体重を支えることになりますから、骨盤は歪んでしまい、脂肪がつきやすくなってしまいます。
まとめ
「寝るだけ」と言ってもきちんと寝れる環境や体を作ることが大切です。そうすることで成長ホルモンも活発になり、自然とダイエットできる環境も整っていると言えます。
出典脂肪が気になるなら燃やせばいいじゃない【ダイエットワネット】
夜になると眠くなり、朝は自然と目が覚めるというサイクルを身につけられるように、毎日の睡眠を少し見直すだけでOKです。簡単に始められる習慣もあるので、できることから継続して行い、太りにくい体を目指しましょう。