反省してなかった！スノボ元五輪代表の国母和宏を大麻密輸で逮捕

スノーボード元五輪代表の国母和宏容疑者を大麻取締法違反の疑いで逮捕した。

麻薬取締部よりますと、國母容疑者は知人の男と共謀し、営利目的で加工した大麻57グラムを「国際スピード郵便」を利用して密輸した疑いが持たれているということです。

東京税関からの通報で、麻薬取締部が捜査を開始。國母容疑者の関与が浮上したということです。

國母容疑者は麻薬取締部の取り調べに対し、輸入したことについては認めているということですが、営利目的については否認しているということです。

スロープスタイルの2選手は2016年4月、米コロラド遠征中の2015年12月に大麻を使用したとして、全日本スキー連盟から無期限停止など4つの処分を下されていた。

1人は使用を認め、もう1人は否定していたが、毛髪鑑定の結果、2人から成分が検出された。未成年のため、氏名は公表されなかった。

1988年8月16日、北海道石狩市生まれ。

4歳からスノボを始め、11歳でプロ資格取得。

高校在学中の2005年Ｗ杯サースフェー大会（スイス）で初優勝。

国母容疑者はスノーボード・ハーフパイプで2006年トリノ、2010年バンクーバー五輪に連続出場。

2006年トリノ五輪は23位。2007年は世界選手権で銀メダル、昨季はユニバーシアードを制した。

現在は、雪山を滑り降りる様子を映像化し配信するプロスノーボーダーとして活動していた。

8位入賞という成績より、記憶に残るのは選手団の公式スーツを着崩した“腰パン”ファッション。

国母選手は日本を出発してバンクーバー入りする際、ズボンは腰パン、シャツを外に出し、ネクタイを緩めていた。頭はドレッドヘアーで顔には黒いサングラス姿だった。

日本オリンピック委員会は選手村入村式への参加を自粛させ、国母選手は謝罪した。

現地到着後の会見でも「反省してまーす」「ちっ、うるせーな」などと発言し、火に油を注ぐ騒動となった。

五輪後、国母本人は「お咎めなし」となったものの、チーフコーチは責任を取ってJOC専任コーチを辞任。

全日本スキー連盟は、再発防止策として強化指定選手の行動規範も作成した。