香川はうどんだけじゃない！ダイエット効果がある希少糖が熱い

香川県と言えば讃岐うどん。コレは常識。しかし今年は、その香川県に、もう１つ新たな常識が加わりそうなのである。それが『希少糖』だ。ダイエットの世界では、昨年あたりから、「希少糖」という名は知られるようになっているが、今年は、それが一般的なドリンクやお菓子、食品の分野にまで裾野を広げそうな勢い。どうやら今年2014年は「希少糖元年」といえる年になりそうである。

糖分の摂り過ぎは当然太るもの。ですがそんな常識を覆す、ある「糖」が今注目を集めています。その名は『希少糖　D－プシコース』。「糖」だというのに、口にすると血糖値の低下や内臓脂肪が減少するなど、今までの糖からは考えられないような効果があることが、研究により明らかになっています。

普通、糖分というと、「ブドウ糖」とか「果糖」といった名前はよく知られているが、それらは「D－グルコース」と総称され、自然界に豊富に存在するが、実は種類は少ない。それに対し、本当に自然界には微量しか存在しないが、多くの種類を持つのが「希少糖」と呼ばれるもので、その種類は50種類にもなるという。

「希少糖」をいち早く生命科学として研究をしてきたのが香川大学で、近年、一部の希少糖を大量生産する技術を確立した。

香川県のHPを見ても、県をあげて、「希少糖」の広報活動をバンバン行っている。その中の記事を読むと、これまでの開発の経緯や、県が「希少糖」に寄せる期待の大きさが思いっきり感じられる。

香川県で行われた『国際希少糖学会』での発表によると、香川大の教授が自然界にある果糖から希少糖のひとつ『D－プシコース』を抽出することに成功。これで実験を行った結果、内臓脂肪蓄積を抑制したり、血糖低下などの効果があることがわかったんです

『D―プシコース』は、甘味は砂糖の８割ですが、ノンカロリーなんです。実験というのは、平均的な体脂肪の男女、それぞれ１７人に摂取してもらったところ、１２週間で、平均２キロ体重が減ったというものです。ちなみに、その男女は、平均年齢４２歳ぐらいの人々だそうです

『希少糖』を使った健康志向の食品、ドリンクは、「レアシュガースウィート」の生産・販売拡大とともに、今年これから多数登場しそうで、そういう意味では、今年2014年は、「希少糖元年」となりそうな勢いを感じる。