実は間違いだった！？ダイエット中食べると太るフルーツとは…

フルーツを活用したダイエットは、かなり多く存在します。少し前に話題となっていた朝バナナダイエットや、朝食フルーツダイエット、１日の食事の１食だけを置き換えるダイエット等、多めの水分とフルーツをタイミングよく摂取するというダイエット方法です。

フルーツはヘルシーでダイエットに良いというイメージからか、朝ごはん代わりにスムージーにしたり、大量に摂取したりする方もいらっしゃるでしょう。ですが、実はそれが太る原因になっているかもしれません。

お腹周りを太らせやすいフルーツがあります。それは、バナナ、パイナップル、マンゴー、デーツ、グレープの5つです。

この5つがお腹周りに悪影響を及ぼす理由は、糖分が高いことと、ソルビトールという甘味が含まれていてそれが胃腸内でガスを貯める原因となるからです。

フルーツはそもそも、野菜よりもカロリーが高い食べ物です。野菜と比べてフルーツには糖分が豊富に含まれており、糖分1グラムは4キロカロリーのエネルギーになります。

また、フルーツは口当たりがいいので、食事制限をしている最中は誘惑も大きくなります。我慢できず果実を食べ過ぎてしまえば、糖分の過剰摂取につながり、その糖分が中性脂肪の増大を招きます。

ソルビトールとは、ブドウ糖（グルコース）から合成されてできる糖アルコールの一種で、砂糖の60%の甘味度があります。

梨、リンゴ、プラムなど、バラ科の果物に多く含まれ、甘味料として用いられる食品添加物です。

ソルビトールは、糖尿病の合併症の原因の一つと考えられています。

ソルビトールが合併症の原因と聞くと、ソルビトールの入った食べ物は危険、と思われるかもしれませんが、それは違います。ソルビトールは腸からほとんど吸収されないので、食品から取り入れても合併症が進行することはありません。

バナナの大きさにもよるので一概には言えませんが、大体１本で「２０～３０ｇ」あたりとなっています。

果物に含まれる糖分は、果糖と呼ばれる糖分です。果糖はブドウ糖など他の糖分よりも甘味が強いです。しかし中性脂肪になりやすい。という特徴を持っています。

ご飯の代わりにりんごやバナナばかり食べていては、 かえって糖質過多になってしまいます

たとえフルーツの実に高い糖分が含まれていたとしても、周りの皮は食物繊維が豊富なものもあり、この食物繊維は体重増加の原因となるインスリンのレベルを下げてくれる効果があります。つまり、皮ごと食べれば、太りにくいフルーツもあるのです。

実際は、フルーツに含まれているビタミンはビタミンCがほとんどで、ミネラルはカリウムが中心になります。そのため、健康維持のために必要なその他のビタミンやミネラルの“種類”が不足しているのです。

ただし、先程ご紹介した、5つのフルーツは皮ごと食べられないので、糖分だけが身体に吸収されて、太ってしまうというわけです。

ダイエット中にオススメなのは、柑橘系やベリー類の甘味の少ないフルーツ。もし、甘いフルーツを食べたい時には、皮もできるだけ一緒に摂取しましょう。

美肌や健康も意識したい人は、果実ではなく同量の野菜を食べた方が、多種多様なビタミンやミネラルも摂取できるので一石二鳥です。