あなたは｢生｣がお好き？どっちがカラダにいいかよ～く考えよう！

カゴメ株式会社が全国の男女1,200名に対して行った「野菜の摂取方法」に関する意識調査の結果、81.5%もの人が「野菜を摂取できていると思う」と回答した

にも関わらず、厚生労働省が推奨する成人1日の野菜摂取量である“350g”を摂取できている人は半数以下の34.9%にとどまりました。

さらに、バランスよく栄養素を摂取するため「1日30食品を目標に」できている人はたったの29%。まだまだ野菜不足の人が多いのが現状です。

「最も栄養素が摂れる野菜の摂取方法」を尋ねた結果、第１位はやはり「サラダ等、生野菜として」（46.6%）。

どんな野菜も調理をしない方が栄養価が高いと思っている人がかなりいるようです。

普段の野菜摂取方法を聞いたところ、「サラダ等、生野菜として食べる」という回答が最も多く89.5%となった。

生野菜は調理（加熱・破砕）することで細胞壁が壊され、一部の栄養素の体内での吸収率が高まる

加熱や破砕によって失われてしまう栄養素もありますが、加熱した方が吸収率が高まったり、油と相性の良い野菜もあります。

さらに、調理するとかさが減ってたくさんの食べられるメリットも

すべての野菜に共通する答えはありません。火を通した方がいいものもあれば、生で食べた方が栄養を維持できる野菜もあります。

例えば、便秘がちな時は、野菜を加熱して食べるのがおすすめですし、ジャンクフードばかりを食べているような生活をしてしまっている時は、少しでもダイエットに貢献してくれるビタミンを摂取出来るよう生野菜を摂取するのが良いと思います。

ある人の体や心にとって良い効果をもたらす温野菜も、他の人にとっては効果を生まないことだってあるのです。そして、その効果も、その人の体調や季節よって変化していきます。

どちらかの調理法だけで野菜を摂取しようとせずに、生野菜と、温野菜のメリットとデメリットを知っておけば、その時の体調に合わせて野菜を摂る事ができ、より効果もあがりますね。

野菜を茹でると湯に栄養分が溶けだしてしまいます。そのまま、野菜をスープやお味噌汁にして汁ごといただくか、野菜を茹でて食べるより蒸す方が、栄養分が野菜にとどまりやすく、茹でた野菜より甘味が強いです。

お鍋に野菜を均等に入れます。塩少々をまんべんなくふり、真ん中にオリーブオイルをひと垂らしし、同じく真ん中にお水を大さじ3入れます。ふたをして3分間、弱めの強火で一気に加熱。終わったら余熱でさらに1分間、蒸します。これだけ。

お野菜によって、お水の量や加熱時間は変わってきますが、基本的にお水は大さじ1～3、加熱時間は1～3分。あっという間です

温野菜サラダは、熱湯を使ってやわらかくする方法も定番ですが、蒸して栄養素も味もさらにアップさせましょう。

食前に食べればそれだけ満腹中枢が刺激されるので食べ過ぎを防げますし、煮込み野菜を食べることでローカロリーでもお腹がいっぱいになり、脂質の摂りすぎも同時に防ぐ効果が期待できます。

各種ビタミン、食物繊維を多く摂取することでダイエット中の体調不良、便秘、肌のカサつきを軽くすることが期待できます。

ビタミンは、ダイエットの効果をアップしてくれる栄養素の代謝や吸収などを助ける役割を果たすため、野菜を意識して摂取することはダイエットの強い味方になってくれるのです。