これなら続けられる！地中海式ダイエットで痩せやすい体を作ろう

メタボリックシンドローム（内臓脂肪症候群）、通称「メタボ」の原因として挙げられるのが食の欧米化

どうしても栄養が偏り、運動不足もあいまって太りやすくなってしまいます。

ですが、ヨーロッパである地中海の食がメタボや生活習慣病の予防に良いと注目されているのです。

ダイエットの方法はその時々で流行がありますが、なかでも今、世界が注目しているのは“地中海式ダイエット”。

“地中海式ダイエット”とはいったいどのようなものなのでしょうか。

地中海料理と言えばなにを思い浮かべますか？

地中海式ダイエットとは、元はギリシアのクレタ島や南イタリアの伝統的な食事法。

地中海食は、2010年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。

地中海式食事法は穀物・野菜・魚などを多く摂取する日本食との共通点も多いことから、日本人には受け入れやすい食事法かもしれません。

このピラミッドはアメリカの農務省が発表した、1960年代の南イタリアやギリシャでの食生活を参考にしたものです。

毎日(Daily)、週に数回(Weekly)、月に数回 (Monthly)食べるべき食品が、順に上に積み上がっています。

各グループの食物の適正な割合はどのくらいか、どのくらいの頻度で摂取されるべきかが、一目でわかる仕組み

これを基準に食事をすると必要な栄養素が適切に摂れ、痩せやすい体を作るといわれています

炭水化物も食べてOKなので、糖質制限に失敗した人も、やってみる気になりませんか？

ピラミッドで表されており、その中心になるのは“野菜”と“オリーブオイル”。

オリーブオイルは“油分”だから太る、というイメージがありますが、そうではありません。

オリーブオイルに含まれるオレイン酸には満腹中枢を刺激する効果がある

満腹感を感じやすくさせることによって食べ過ぎを防いで、少ない量でお腹いっぱいにすることもできます。

中性脂肪が身体につきにくくする効果もあります。そのため食事と一緒に摂取すれば、太りにくくすることもできるのです。

また、オレイン酸には体脂肪を分解する効果もありますので、食後にウォーキングやストレッチなど軽い運動を取り入れることで脂肪を更に燃焼することが出来るでしょう。

体のためとはいえ、旨いものやアルコールを我慢するのは相当なストレス。「食事制限なんてムリ！」と諦めている人も多いだろう。

普通のダイエットではあまりお酒の接種を勧めませんが、地中海式ダイエットでは少量のワインを推奨しています。

「お酒＝ダイエットの敵」ではありません。お酒にも栄養素が含まれ、適量ならば多くの効果を得られます。

赤ワインに含まれる「ピセアタンノール」という物質

ピセアタノールは若い脂肪細胞の成長を妨害し、完全に細胞の成長を抑制する作用が見られます。

脂肪細胞の蓄積を遅らせ、脂肪の蓄積予防や、さらには体脂肪の減少に大きな期待が見込めるということです。

また、赤ワインにはカリウムも含まれているため、体内の余分な塩分を排出する効果があり、血圧を下げる働きや筋肉の働きをスムーズにする働きもあります。

2014年12月、米ハーバード大学の研究者らが、地中海式ダイエットがテロメアの長さに影響し、長生きを促すと報告しました。

テロメアとは、染色体中の1本のDNAの末端にある特殊な領域のこと

私たちの体は、細胞が分裂し、新しく生まれ変わることによって正常な機能を維持しています。

しかし、細胞が分裂できる回数には限度があり、50回〜70回くらい分裂すると、それ以上は分裂できなくなる

これは、テロメアがすり減っていくためで、細胞分裂を繰り返すたびにテロメアは短くなり、ある一定の長さまでいくと、細胞分裂ができなくなってしまいます。

テロメアは細胞の寿命を示す「寿命の回数券」とか「老化時計」などと呼ばれています。

このテロメアの長さが、細胞分裂の回数を測る尺度として機能し、細胞の寿命を調節していると考えられている。

誰しも加齢に伴って短くなりますが、糖分の多い飲み物の摂取や喫煙、ストレス、うつ病、活性酸素による酸化や炎症でも短縮することが分かってきました。

逆に、より長いテロメアは、低い体重指数や健康的な食事、身体活動など、健康的なライフスタイルとの関連が報告されています。

美味しくてボリュームがあるものを食べるけども、無理なく痩せやすい体になっていく事が可能

何より美味しいので苦はなし！

いろいろ試してもつづけられなかった方は、ぜひ地中海式ダイエットを試してみてはいかがでしょうか？

我慢せずに食事を楽しみ、マイペースでダイエットも美も追及したい人に向いている方法だと思います。