最近何かと話題のダイエット法、ファスティング。有名人でも、行っている人も多く、効果が高いとされていますが、実はそこには落とし穴も…ファスティングを行う際の注意点やリスクをまとめました。
ファスティングって何?
ファスティングダイエットは、基本的には一定期間食事を摂らないダイエット方法ですが、断食期間や、断食期間中に摂取可能なもの(水や酵素ドリンク、野菜ジュース、野菜スープなど)は、方式によって色々とあります。現在、「ファスティングダイエット」の中で最も一般的に広まっているのは、野菜や果物、ハーブなどを発酵させて作った酵素ドリンクと水のみで断食をする方法です。
出典【医師が監修】体に負担をかけないファスティングダイエットの正しいやり方 | ヘルスケア大学
効果は?
ダイエット効果
普段、食欲のままに食べ続けている方はもちろん、ある程度食事に気を付けている方でも、ファスティングをすることで体重が減り、痩せることができます。これは、体内に食べ物を入れないことで物理的に減量するということもありますが、体内に溜まっていた老廃物などを出すことで体が軽くなります。エネルギーを減らすことで脂肪を燃やして、サイズダウンできます。
出典ファスティングダイエットの効果特集【ファスティングって本当に痩せる?】
デトックス効果
体は食べるものでできています。今までの食事の脂や添加物でドロドロになっていた血液が、ファスティングをすることでサラサラになり、一定の間隔で行うことで内臓の状態も良くなってきます。
出典ファスティングダイエットの効果特集【ファスティングって本当に痩せる?】
ファスティングの危険性、リスクって?
短期間ではあるが心身共に負担は大きい。
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頭痛が起こるリスク
ファスティングをしていると、専用ドリンクを飲んでいたいとしても毎日必要としている栄養やカロリーなど十分に取れません。そのため脳に必要としている栄養などが血液で送れない状態になります。脳に十分な栄養などを送れないと体に危険信号を送るようになります。その一つになるのが頭痛で、その他にも体がしびれてしまったりなどの症状も出る場合があります。
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生理不順が起こるリスク
女性の場合だと、自己流の断食ダイエットは生理不順になるリスクがあります。上記でも申し上げたように、自己流の断食ダイエットは無理な断食になりやすいです。無理な断食は心身共に多大なストレスとなりますので、それが原因で生理不順に陥ってしまうのです。また、当然のことながら過度な断食による栄養不足も生理不順の原因になります。
拒食症や、過食症などになってしまうリスク
間違った方法で断食(ファスティング)を繰り返すとどんどん痩せにくくなりますし、体調が悪くなったりします。 肌も荒れてしまいますよね。 最悪、拒食症や過食症などの摂食障害になる可能性もあります。
立ちくらみが起きやすくなったり、貧血になるリスク
水分が不足しやすいファスティングでは、十分に補給ができていない場合に立ちくらみの症状が起こる可能性があります。普段の食事を減らしたりストップしているためにミネラルが不足している人もいるかもしれません。貧血につながることもあるので注意しておきたいところです。
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身体に負担がかかり、病気を発症するリスク
お菓子、スイーツ、ジュース、スターバックスなどの甘い飲み物など、普段から砂糖を多く摂っている方は、低血糖症や副腎疲労の恐れがあります。この状態でファスティングを行うと、体が血糖値の変化に耐えきれずダルさや疲労感が酷く、ファスティング中とてもしんどくなります。ファスティング中は有害物質の解毒により腎臓、肝臓に負担が掛かります。普段から砂糖を摂りすぎている場合、副腎疲労を起している事があり、解毒による疲労と合わさって背中がパンパンに張れ、背中の疲れや腰痛が起きます普段から腰痛で悩まれている方はますます酷く感じる事があります。中には、腎臓が炎症を起こし腎盂炎になる事もあります。
出典ファスティング(断食)には準備食:究極の田中式ファスティング
ファスティングを行ってはいけない人や病気
運動系の部活に所属していたり、日常的に激しい運動をする機会がある人。
心筋梗塞や脳卒中を起こされた方痩せ型の方糖尿病悪性腫瘍膠原病や難病肝硬変精神病活動性の肝炎急性炎症肺や臓器の機能不全投薬を中断すると危険性のある薬を服用中の方胃潰瘍痩せた方(BMI値が19以下)十二指腸潰瘍妊婦狭心症生理中心室性の不整脈
安全にファスティングを行うために
絶食はしない
専門家や医師の指導を受ける
但し、自己流のファスティングや、最近ネットで販売しているようなニセモノの酵素ドリンクで行うのはとても危険が伴いますのでファスティングの専門家に相談して行うようにしてください。
出典ファスティング(断食)には準備食:究極の田中式ファスティング
生理前、生理中を避ける
生理前や生理期間中は、貧血が起こりやすい状態ですので、ファスティングを行わないようにしましょう。身体にも二重に負担もかかりますので、避けてください。
体調が悪いときは行わない
ファスティングは身体に様々な効果をもたらしますが、その分身体に負担も大きい方法です。ファスティングの効果を出すためにも、不調を感じたときはファスティングの予定をキャンセルし、調子がよい状態で取り組むようにするのが一番です。
しっかりと事前に準備期間、終了後は復食期間を取る
ファスティングを行った後、通常の食事に戻すまでの準備期間です。準備期間と同様に、ファスティングを行った日数と同程度をかけて、徐々に通常食に戻していきます。復食期間では、まずは重湯や具の入っていない味噌汁などの完全流動食からスタートし、徐々に固形物を食べるようにします。
出典【医師が監修】体に負担をかけないファスティングダイエットの正しいやり方 | ヘルスケア大学
休んだ内臓はいきなり油が多い食べ物などを食べてしまいますとびっくりして過剰な反応をしてしまいます。それが痛みになったりするので、まずは本当に胃にやさしい食べ物を少量食べていくようにしましょう。
出典ファスティングのダイエット効果とやり方はコレ!【復食方法は?】 | ダイエットブックBIZ
水分の摂取はこまめに行う
酵素ダイエット中は、酵素ドリンクしか飲んではいけないと思いがちですが、水分が不足してくると脱水症状になり危険なので、十分に補給するようにしましょう。 基本は、水分と酵素ドリンクですが、断食期間に入ると塩分も補給する為に、具なしの味噌汁や無添加のウメ等で塩分も補給します。
ファスティング期間には激しい運動をしない
ファスティング中は普段よりもエネルギーが身体に不足しがちな状態です。散歩やストレッチ程度の軽い運動であればOKですが、激しい運動をすると倒れたり、体調を悪くしかねません。お風呂はOKですが、熱すぎるお湯や長風呂、サウナは避けます。