痩せても髪が抜けてしまう…ダイエットで髪が抜ける４つの悪習慣とは？

女性の約８割が経験したことがあるというダイエット。世の女性が最も多く実行した方法は食事制限だそうです。

極端なダイエットは髪を細くしてしまったり、抜け毛を増やしてしまうことがあるため、注意が必要です。

ダイエットに成功して喜んだのもつかの間、今度は抜け毛や、髪にハリやコシがなくなったと悩むことになってしまいます。

「髪は血のあまり」とも言われ、血液の栄養の残りが、髪の元になると考えられています。

そのため、頭皮の状態や血行だけでなく、日々の食事や生活スタイル、またストレスなども髪の状態に影響しているのです。

血液は食事から作られますので、ダイエット中に栄養が偏ってしまうと血液が不足しがちになります。

髪の成長に必要な栄養分を毛母細胞に与える役割を果たしているのが毛乳頭です。

この毛乳頭は、毛細血管から必要な栄養分を吸収し、さらにこれを加工して毛母細胞に補給しています。

毛母細胞は、毛乳頭から栄養や酸素を受け取り、それを養分として頻繁に細胞分裂することで髪の毛となって成長していきます。

そして毛乳頭に栄養を届けるのが血液です。

人間の身体は少ない栄養を前にすると、命にかかわる器官、心臓や脳などに優先的に回される

そして生命維持に直接的には関係していない髪や爪などに栄養がまわってくるのは、最後になります。

ダイエットによって摂取する栄養が少なくなれば、栄養が髪の毛までまわってくる可能性は減るでしょう

また、急に運動をはじめた場合は、筋肉疲労回復のために多くの栄養が必要になり、髪や肌よりも優先的に栄養が使われてしまいます。

また、無理なダイエットや、そのことによりストレスがたまり、気がつかないうちにホルモンバランスが崩れてしまうことも多いと言われています。

ホルモンバランスが崩れてしまうと体調不良や生理不順を引き起こすだけでなく、髪にとっても大きな影響力を持っています。

まちがったダイエットでやりがちなのが、ともかく食べる量を減らすこと。

そこで炭水化物やタンパク質、野菜をきちんと摂れていれば問題ないのですが、まず先に減らしてしまうのがタンパク質なんです

食事をしなくなったときにたんぱく質やビタミンを摂取していないと、髪が徐々に細くなっていきます。

「摂取カロリーだけを減らせばいい」という考えのダイエットは、そうした身体機能、生命機能の維持に必要な栄養素を不足させてしまいます。

実際に糖質制限や炭水化物を完全にカットするダイエットをしていて、数か月後にごっそり髪が抜けたという恐ろしい体験をした女性も少なくないのです。

また食事の量を減らすと体温が低下し、血行も悪くなります。すると、毛細血管が健康な髪を作り出すための酸素や栄養を毛母細胞に送り届けることができなくなります。

サプリメントだけに頼っていると、身体が横着になり、普通の食事から栄養が吸収されにくくなってしまうことも。

サプリメントはあらかじめ身体に吸収されやすく作られているため、摂取し続けることで身体が怠けてしまい、分解するチカラが弱まってしまうそうです。

水分が不足すると血流が悪くなり、血管が詰まりやすくなります。血管の詰まりは脳梗塞や心筋梗塞などの重大な病気になるリスクが上がります。

もちろん髪や頭皮の状態も悪くなり、乾燥による髪のパサつきや血行不良による抜け毛の発生原因になります。

正しいダイエットとは、バランスよく栄養素を摂取すること。

その結果として、余分な脂質がカットされ、不足しがちなビタミンやミネラルを取り込むことになります。

食事では大豆製品などの良質なタンパク質を摂るようにしましょう。

特に亜鉛は髪のもととなるケラチンを合成するために必要な栄養素です。

運動量が少ない人はこの新陳代謝が低い場合が多く、運動量が多いと活発になります。

運動量を増やすことによって新陳代謝が活性化するので頭皮の細胞に栄養や酸素を送りやすくなるのです。

長い時間を運動にさくのは難しくても、１日１０分でも細切れ時間に運動するといいでしょう。

ダイエット中は様々な葛藤があり、どうしてもストレスが溜まりがち。そうすると、血の巡りが悪くなってきます。

ストレスを解消してイキイキした生活で髪の悩みを解決しましょう

睡眠中には髪の育成を促す成長ホルモンが分泌されるのですが、睡眠時間が短いとこうした成長ホルモンが十分分泌されずに髪の毛も育成不良になってしまうのです。

また、髪の毛が最も成長する時刻は夜１１時～２時なので、この時間帯に起きているのは良くありません。

造血ホルモンを分泌している腎臓の機能を低下させないためにも、睡眠はしっかり取ることをおススメします。

十分な睡眠と規則正しい生活を心がけるようにしましょう。