忙しくてバタバタしがちな朝についつい朝食を食べる暇がなかったり、食欲がないから食べない人も多いはず。朝食を抜くと過度の空腹を感じ、食べ過ぎて肥満を引き起こしてしまうこともあります。それだけなく10年後の見た目年齢が違ってきます。なぜ朝食を摂る必要があるのかをまとめてみました。
朝食は太りにくい体を作る
日中、仕事や学校に行っている人が朝食を抜くと、お昼ご飯を食べるまで血糖値が低い状態が続いてしまいます。この時体内では、軽い飢餓状態になっており、代謝機能(摂取した糖質や脂質を燃焼させる機能)が低下しています。
代謝機能が低下すると、摂取したエネルギー栄養素が燃焼されず、生き残るための予備のエネルギーとして体の中に蓄えられていきます。
これにより、脂肪を燃やすためのエネルギーが不足してしまいうまく脂肪を燃焼させることができません。
出典朝食は炭水化物を中心に | 東京新橋の鍼灸院ならライエンス鍼灸院
朝ごはんを食べる習慣がある人は、食事サイクルが整っていて代謝が正常、スリムな体型を長く維持している人が多いもの。
出典太りにくい体質を作る朝食の摂り方 [食事ダイエット] All About
朝食を抜いた方がやせるという意見もありますが、どんなに食欲がなくても朝食を食べることをお勧めします。その理由は、朝食を抜く人ほど減量に失敗する人が多いというデータがあること。
出典太りにくい体をつくる食事の工夫、注意したい5つのポイント | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉:日経BPオールジャンルまとめ読みサイト
太りにくい体とは、基礎代謝が高く、運動をしていないときでも消費されるエネルギー量の多い体です。
毎日の食事に関しては、朝食を抜いて外出したり、栄養バランスの偏った食事を続けていると、基礎代謝をあげることができません。
朝食を摂ると体温が上がります。そして、その体温を高く維持するために体内のエネルギーを消費することで、基礎代謝が上がります。
出典痩せ体質をつくる!効率的に「基礎代謝」をガンガン上げる方法
基礎代謝を上げる=燃えやすいカラダになる、ことですから朝食を食べることは「太りにくい体質をつくる」と言えるのです。
出典あすけん - 朝食はなぜ重要?”食べない”ほうが太りやすい体質を作る
ダイエット中にカロリーが気になり、朝食を抜くと太ると言われていますが、それだけなく10年後の見た目年齢が違ってくる
朝食を抜くと、肌の老化促進を招き、脂肪が蓄積されやすくなってしまいます。食べる人と食べない人とでは、10年後には見た目年齢に大きな差がついている可能性もあります。
出典老けるし太る!「朝食抜き」はみるみるオバサン化することが判明 – Ameba News [アメーバニュース]
朝食を抜いた大人では血圧の変動、ホルモン分泌異常に影響を及ぼし、生活習慣病発症の大きな因子になるといわれています。
出典インフルエンザ予防接種のお知らせ:藍色の風38号 坂東ハートクリニック院内新聞 藍色の風
人は寝ている間に成長ホルモンが分泌され、傷ついた肌細胞の修復、骨や筋肉作り、脂肪の分解と代謝が行われます。
朝食を抜くことは老化に直結し、健康に過ごせる期間、つまり「健康寿命」を縮めてしまうのです。
出典食べ方
若い人ほど朝食欠食率が高い
「時間がない」「食欲がない」などの理由で朝食をとらない人が増えています。
出典http://e-classa.net/wakaba/medical_news/healthnews_110415.html
20歳代及び30歳代の朝食欠食率は高く、とりわけ20歳では男性で30.0%、女性では 26.2%となっています。
出典http://www8.cao.go.jp/syokuiku/data/consider_pamph/pdf/p-4.pdf
日本では20代から40代の人は、4人に1人は朝食を食べてないと言われることもあります。
出典「温朝食」で冷え症対策?!一日の元気は朝決まる! | 漢方デスクで簡単診断、無料相談
三食規則正しく食べるということは、朝食・昼食をしっかり食べ、夕食は軽くとる。間食には、十分なビタミン・ミネラル等をとる。これが、体重の減量につながります。
出典北海道心臓協会
しかし、一日の食事量のほとんどを夕食でとり、寝る前まで食べ続けるような生活は、肥満になりやすく、成人病罹患(りかん)率が高いという報告があります。
出典北海道心臓協会
毎朝朝食を摂っていると「体内時計」を整えてくれる!?
朝食を食べるという行為は、体の各部分の体内時計をリセットします。
出典体内時計が乱れるとこんなことに・・・。体内時計をリセットして長生きしよう! | TREND STYLE
体内時計とは生体の活動リズムのこと。「何を」食べるかだけでなく、体の活動リズムに即して「いつ」食べるかも意識することが、メタボ対策により効果的であることがわかってきたのです。
出典「時間栄養学」の活用でメタボ予防|たまむすびけんぽ:たまむすび 協会けんぽ 健康サポート
体内時計は、光と関係があり、太陽がのぼっている間は活動的に、しずんだら休息しなさい…と働きかけています。これを「体内リズム」といいます。
この日周リズムをリセットする役割を持つのが、「朝食」、朝日を浴びて朝食を食べることで、体内時計がリセットされるのです。
出典体内に時計が?!時間栄養学を理解し、効果的なダイエット:タニタ 健康・ダイエットBOOK
まず起床したら朝日を浴びて主時計をリセット、それからあまり時間をあけずにとりましょう。前夜の夕食との間は10-12時間あいていると、体のほうが朝食と認識して体内時計をリセットします。
出典「時間栄養学」の活用でメタボ予防|たまむすびけんぽ:たまむすび 協会けんぽ 健康サポート
ボリュームもある程度ないとリセット効果がないことがわかっています。3食のボリューム配分は朝:昼:夕=3:3:4が望ましいとされています。牛乳1杯だけとかコーヒーとトースト1枚というのでは足りません。
出典「時間栄養学」の活用でメタボ予防|たまむすびけんぽ:たまむすび 協会けんぽ 健康サポート
理想としてはブドウ糖、糖質、タンパク質、ビタミン、ミネラルを基本的に摂るのがいいとされています。ご飯やパン、シリアル、卵や乳製品、肉、魚、豆類、野菜や果物、海藻類などをバランスよく摂るのが理想です。
出典朝ごはんを食べないと太るってホント?朝ごはんはとっても重要です | 美容ブログ [女性の美学]
朝食を摂らないと、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足して、昼食を摂るまでやる 気や集中力が出にくくなってしまいます。
出典健康ひろば
食欲がわかず、朝食が食べられないという人は、まずは3食決まった時間に食事をとるという食事のリズムを整えることから始めましょう。
朝は食欲がない人は、おにぎりやパン、ヨーグルトやチーズ、果物など、すぐに食べられるものを用意し、徐々に種類を増やしていきましょう。