冬の静電気から身を守る方法とは?

生活の知恵

出典:sozai-good.com

静電気とは

「静電気」は、私たちの暮らしに身近な存在です。衣服を脱いだり、エレベータのボタンを触ったりしたときに、パチッと音がして痛みを感じる。そんな経験を誰もが一度はしたことがあるでしょう。性別・年齢を問わず、多くの人が不快に感じるこのやっかいな「静電気」は、一体何者でしょうか。そもそも、どのようにして「静電気」は発生するのでしょうか。ここでは、「静電気」発生のメカニズムと痛みについて紹介します。

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$amana_image: タクシーから降りる女性 by アマナイメージズ

静電気の発生原因

身近な暮らしの中でも、静電気はさまざまなところで発生しています。例えば、自動車から降りてドアを閉めようとしたときにパチッと感じてしまう現象や、お皿を覆うために引き出した食品用のラップフィルムが互いに貼り付いてしまう現象は誰しも経験があると思いますが、これらはすべて静電気が原因です。自動車の例では、体とシートが接触していることや、車から降りようとして体とシートが摩擦することが原因で静電気が発生します。食品用ラップフィルムの場合は、芯に巻き付けているラップフィルムを引き出す(剥離する)ときに静電気が発生します。このように、静電気は「接触」「摩擦」「剥離」の3パターンで発生します。それぞれについて詳しく説明します。

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接触帯電異なる2つのものがぶつかる、つまり接触すると、片方のマイナスの電気がもう片方へ移動します。これを接触帯電といいます。静電気は、摩擦や剥離など特有の刺激によって発生するだけではなく、実はただ接触するだけでも発生しているのです。

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摩擦帯電2つのものがこすれ合って静電気が発生することを摩擦帯電といいます。冒頭の車の例では、体とシートが摩擦することで静電気が発生します。体とシートがこすれ合うときにマイナスの電気の移動が起こって静電気が発生するのです。衣類を脱ぐときに発生する静電気は、衣類と体、もしくは衣類と衣類が摩擦してマイナスの電気が移動することで発生します。

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剥離帯電接触している2つのものが離れる(剥離する)ときに静電気が発生することを剥離帯電といいます。先述した食品用ラップフィルムの例では、芯に巻き付けているラップが剥がれる時に静電気が発生します。他の例をあげると、シールを台紙からはがす時などにも静電気が発生します。シールと台紙の間でマイナスの電気の移動が起こり、静電気が発生するのです。

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出典:www.irasutoya.com

なぜ、冬に「静電気」は発生しやすいのでしょうか?

静電気は、湿度20%以下、気温20℃以下の環境下で発生しやすくなります。冬場に静電気を感じやすいのはこのためで、静電気対策には、まず乾燥を防ぐことが第一です。今すぐできる静電気対策をご紹介します。

出典その不調、静電気のせいかも?不快な「バチッ」にさよならする静電気対策|DtoDコンシェルジュ

静電気を防ぐ 1

$amana_image: ハンドクリーム by アマナイメージズ

【乾燥を防ぐ】●ハンドクリームをこまめに塗る●部屋を適度に加湿する肌が乾燥していると自然放電しにくくなります。乾燥しやすい冬場は特に、こまめな対策を心がけましょう。【放電を促す】●壁や木製家具などを触る●土を触るバチッとくる静電気を防ぎたいときは、金属のドアノブなどに触る前にコンクリート製の壁や木製の家具に触れて放電しましょう。また、ガーデニングなどで土いじりをするのも効果的です。【静電気の発生を防ぐ】●服やタオルの素材に気を付ける●柔軟剤を使用する●静電気防止グッズを身に付けるウールやナイロンは+、アクリルやポリエステルは-の電位を持っています。電位差の大きい素材を組み合わせると静電気が起きやすいので注意しましょう。シルク製品は帯電しにくいのでおすすめ。洗濯時に柔軟剤を使用することも静電気の発生を防ぎます。

出典その不調、静電気のせいかも?不快な「バチッ」にさよならする静電気対策|DtoDコンシェルジュ

$aflo_image: キーワード無し

【その他】●ミネラルウォーターを飲む●“寝だめ”を控える体内にミネラルを取り入れることで帯電体質の改善が見込めます。また、寝ているときは放電しにくく、さらに体が乾燥して静電気がたまりやすくなります。どうしても疲れて長時間寝ていたいときは、途中で水分をとったり、保湿を心がけましょう。痛くて不快なだけでなく、体の不調も引き起こしかねない静電気。静電気の起きやすい生活を見直して、元気で快適な毎日を送りましょう。

出典その不調、静電気のせいかも?不快な「バチッ」にさよならする静電気対策|DtoDコンシェルジュ

静電気防止 2

電気を防ぐ方法1/肌の保湿を心がけよう肌が乾燥すると、プラスとマイナスの電気のバランスが崩れ、静電気が起きやすくなります。モノや人と触れ合う部分の皮膚の乾燥を防くだめに、ハンドクリームや保湿クリームなどを活用し、放電しやすい状態を作ってあげましょう。このひと手間だけで、静電気を溜め込みにくくなります。

出典イヤ〜な静電気を生じさせないための4つの方法(tenki.jpサプリ 2019年01月17日) – 日本気象協会 tenki.jp

$amana_image: 洋服店の店員と客 by アマナイメージズ

静電気を防ぐ方法2/洋服の組み合わせに注意!衣類の組み合わせによっても、静電気は起きやすくなります。プラスとマイナスの性質の持った洋服の素材を組み合わせると、冬は重ね着した服同士が擦れて静電気が発生しやすく、知らず知らずのうちに静電気を溜めこんでしまうことになります。○プラスに働きやすい素材・ ナイロン  ウール  レーヨン○マイナスに働きやすい素材と・ アクリル  ポリエステル  アセテートプラスとマイナスに働きやすい素材を挙げましたが、静電気の起きやすい組み合わせ例は、× ウールのセーターの上に、フリースの上着を着る× ポリエステルのスカートに、ナイロンのストッキングこうした組み合わせによって帯電しやすくなりますので、木綿の素材を上手に取り入れて帯電を防ぎましょう。

出典イヤ〜な静電気を生じさせないための4つの方法(tenki.jpサプリ 2019年01月17日) – 日本気象協会 tenki.jp

$amana_image: ビジネスマンの革靴 by アマナイメージズ

静電気を防ぐ方法3/靴底は革製のものを着用ゴム底の靴は、足下から地面に放電できないため体に帯電しやすくなります。一方、革靴の場合は帯電しにくい効果があります。みなさんは「静電靴」ってご存じですか? この「静電靴」は正式に「静電気帯電防止靴」と呼びますが、引火性の高い液体や薬品を取り扱う仕事に従事している方が着用するプロ仕様の靴を指します。この「静電靴」には靴のインソール部分に導電糸が織り込まれていて、静電気が足裏から床(アース)へ逃げる仕組みになっています。ところが、靴底が電気を通しにくいゴム製やスニーカーだと電気の逃げ場がないため、知らず知らずのうちに体内に電気が溜め込まれることに。よって、電気が蓄えられた物体 = 「帯電体」と触れ合った瞬間、静電気がスパークしてしまうのです。バチツといういやな瞬間が日常的に起こる人ほど、靴を見直してみるとよいでしょう。

出典イヤ〜な静電気を生じさせないための4つの方法(tenki.jpサプリ 2019年01月17日) – 日本気象協会 tenki.jp

$amana_image: 女性の横顔 by アマナイメージズ

静電気を防ぐ方法4/長髪の人は、髪の保湿を心がけよう髪の長い女性は、冬になると静電気を帯びた髪の毛が、顔や首にまとわりついて不愉快ですよね。髪の静電気を防止するためにスプレーをしたり、アウトバスオイルをつけると、今度はスタイリングがうまくいかなくなってしまいます。実は、傷んでいればいるほど髪は乾燥状態に陥っています。そのため、シャンプー後にはできるだけトリートメントをして、しっかり保湿しましょう。さらに、お風呂上りや朝のスタイリング時に「アウトバストリートメント」と呼ばれる洗い流さないトリートメントを適量つけて、乾燥を防ぐようにするとより万全です。さらに、髪が摩擦することによって静電気も起きやすくなります。髪の毛の上からマフラーを巻くことが多い季節ですが、こうしたことで摩擦が起き、静電気が生じやすくなるので気をつけましょう。

出典イヤ〜な静電気を生じさせないための4つの方法(tenki.jpサプリ 2019年01月17日) – 日本気象協会 tenki.jp

$getty_image: キーワード無し

その他にもたくさんある!静電気防止法いや〜な静電気を逃がすには、体の中に電気を溜めないようにして、上手に放電すればいいということが理解できたでしょうか。例えば、静電気のバチツとしたいや〜な衝撃を「ドアノブに触るとき」「クルマの乗車時」に頻繁に感じる方であれば、放電するために電気がゆっくり流れるものを触ってから、ドアノブやクルマなどに触れるとよいでしょう。【ゆっくり電気が流れるもの】・ 木  コンクリート  土  レンガ  革製品少し手間ですが、建物の扉の場合はドアノブを触る前に、コンクリートの壁やドアの木部分などに少しの時間触ってからドアノブを握ると、バチツときませんし、車の扉などの場合も、駐車場内の壁や木などを触ってから扉に触れると、静電気を防ぐ効果がえられます。

出典イヤ〜な静電気を生じさせないための4つの方法(tenki.jpサプリ 2019年01月17日) – 日本気象協会 tenki.jp

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