夏までに脱セルライト！「温め」「分解」「流し出す」完全撃退マニュアル☆

脂肪細胞の周りに、水分や老廃物がまとわりついて、コラーゲン線維が、これらをまるごと包み込みます。ひとまとまりになった脂肪細胞と仲間たちは、固くなってデコボコした感じになります。これが、美容業界で言うセルライトです。

脂肪は分解されて身体のエネルギーになったりしますが、過剰に脂肪があったり分解リズムが狂ったりして、余った脂肪が塊になります。そしてそこに、身体の老廃物がまとわりついて更に大きな塊に。これがセルライトです。簡単にいえば、エネルギーにすらならない、いらない脂肪と身体の老廃物の塊ってことです。

セルライトは病気とか異常ではなく、美容上の問題として使われる言葉なのです。また、セルライトの特徴として、太った人だけではなく、痩せた方にも出るという特徴があります。老廃物などをまとって、セルライトの見た目になってしまった脂肪細胞は、その周囲を線維などで強固に固められてしまいます。

成人女性の約８～９割に何らかのセルライトが表れていると言われています。また痩せている人にも皮下脂肪はあるためセルライトは表れます。内蔵脂肪と違い皮下脂肪についた脂肪は、いざという時のエネルギー源として蓄えられているため、運動や食事のコントロールではなかなか落とせません。

線維と絡まりデコボコと皮下に固まってしまったセルライトは、ただ体を動かすだけでは落とすことがとても難しいです。

無理やり自分でマッサージしてその育ってしまったセルライトを取ろうとすると毛細血管や皮膚組織を傷つけてしまったり、脂肪細胞を分裂させてしまうという危険が出てくるんです。そして分裂した脂肪を守ろうとさらにセルライトが作られてしまうという悪循環。だからセルフケアって難しいのですね。

固まりになってしまったセルライトを解消するには段階を踏む必要があります。最初に必要なのはセルライトをほぐす事です。既に回収ルートを離れている上に固まりになっている状態ではどう頑張っても回収されません。まずはこの固まりを回収しやすい状態にしておく必要があります。そこで大切なのが温める事なのです。

冷えていると固まっています。脂肪を溶かして燃焼しやすくするために、セルライトがついているところを温めると効果的です。熱すぎないお風呂にじっくり浸かって、汗が出るくらい温まるのが理想です。

体が冷える事によって脂肪がつきやすくなり、セルライトが増える原因になります。茶葉が茶色い発酵したお茶や、地中で育ったお茶には体を温める作用があります。体を温める飲み物を知って、積極的に飲むようにしましょう。

セルライトを温めて分解の為の下地を作り、その後運動して筋肉を活動させて老廃物撤去と脂肪のエネルギー化を図ります。

セルライトをつぶすという表現を真に受けて強く揉みすぎると、体内のリンパ管や毛細血管が傷ついてセルライトの定着や肥大化を招きます。セルライトの多い肌は痛みが強く、痣が消えにくいです。マッサージする部分は温めた状態にして、痛気持ちいい位のマッサージをするのが丁度いい強さだと思います。

柔らかくして、なおかつリンパの流れを良好にし、これによってセルライトのサイズを小さくする施術がマッサージです。

リンパマッサージとは流れが滞ったリンパ液をリンパ節に集めて、排泄するマッサージ方法です。リンパ節とはリンパ液をきれいに浄化する場所で、下腹部や足のつけ根、ひざの裏などにあります。

リンパ管に滞ったリンパ液を流して循環を促すことで、体内に蓄積された老廃物を体外へ排泄する効果があります。これだけで体内のリンパの巡りが向上し、脂肪を燃焼させ、蓄積されるセルライトを減らす効果が期待できます。

自宅で太股のセルライトを一日でも早く解消したいと思い一生懸命リンパマッサージをしても、すぐにはセルライトを除去することはなかなか難しいものなので、毎日コツコツとマッサージすることがポイントです。