太りにくい体をつくる日常のコツ

朝食を抜くと過度の空腹を感じ、食べ過ぎて肥満を引き起こしてしまうこともあります。人のカラダは空腹時間が長ければ長いほど、次に入る食事をできるだけ体脂肪に変えようとする「飢餓対応の働き」があると言われているからです。

量も減らさず、中味もいろいろと食べたいなら、食べる順番で、太りにくい工夫を。賢い食べ方をするだけで、同じ食事内容でも、実際に摂取されるカロリーは違ってきます。一番初めに野菜を食べると、食物繊維が多く、炭水化物などの糖分の吸収を穏やかに、かつ速度も遅くしてくれる効果があります。また、野菜を先に食べると、満腹感も得られるので、肉やご飯といったカロリーの高い物や、太る原因になるメニューの、食べ過ぎも防いでくれます。

食事前の水分は、胃液が薄まって、食欲を抑えてくれる働きがあり、ダイエット中には最適。あまり大量に飲むと、胃の働きに支障をきたすので、コップ1～2杯程度を、空腹時に飲んでから、食事をする習慣を。

座るときは必ず、両膝をぴったりと閉じて座りましょう。どうですか？あなたは自然に足が開いていませんか？太ももの部分痩せには両膝を閉じることでも効果的なエクササイズになります。正座の時も膝をつけるようにして座ってみてください。

だらだら歩かないで、前足、後ろ足と、膝に意識を集中して下さい。膝がしっかり伸びるように歩くときれいに見えますし、太ももの筋肉も使って、部分痩せに効果があります。膝が曲がって歩いていると、自然に背中も丸くなっていますし、太ももの筋肉はほとんど使われていません。歩くときに、上から糸で吊るされているように意識して姿勢を正し、歩いてみて下さい。背中が反り返ると腰に負担がかかりますので、あくまで自然に背筋を伸ばして下さい。持続することで太ももの部分痩せエクササイズは確実にできています。

満腹中枢が刺激するまでの時間を、いかに持たせるかということがポイントになります。そこでおススメと言われているのが、1回1回箸置きダイエットと呼ばれるダイエットです。1回1回箸置きダイエットとは、食べ物を口に運んだ時に、いちいち箸をいったん机の上に置きます。そして、次に物を食べるときには、またはしをとって口に運びます。そしてまた箸をおいて待つ、ということを繰り返すのです。一見、面倒な感じがしなくもないかもしれません。しかしこうすることで、早食いの人でも、半ば強制的に、食事にかかる時間を長くすることができます。ということは、さほど食べ物を食べていない段階でも、満腹感を得ることができる可能性が高くなります。ということは、今までよりもストレスなく、食事量をセーブすることができるかもしれません。1回1回箸置きダイエットをするときにはできれば、食べ物を噛む回数を増やしてみるといいでしょう。最初は30回、できれば50回噛む習慣をつけると、食事の時間がさらに延びます。