不妊治療と仕事を両立できずに離職したり、逆に治療を諦めたりする人が多い・・・
女性が社会で活躍する機会も増え、晩婚化を背景に不妊治療をうける夫婦が増加しています。
出典不妊治療と仕事の両立を目指して|医療コラム|新百合ヶ丘総合病院
女性が妊活する時期は、仕事が充実する時期と重なり、不妊治療と仕事の両立を図ることが難しくなります。
出典不妊治療と仕事の両立を目指して|医療コラム|新百合ヶ丘総合病院
不妊治療の中でも高度生殖医療といわれる体外受精や顕微受精を行う方は35歳以上が多く、まさに働き盛りの社員がここに該当します。
出典社員の不妊離職を防ぐ、妊活と仕事の両立サポート | ライフキャリア・シナジーLab
治療していることを話すことにより、職場で不利な立場に追い込まれることがある。
これだけ身近でありながら、不妊治療を受けていることを話したがらない人は多く、その大半は知られていません。
出典不妊治療と仕事の両立の現状と必要性について – 神奈川県ホームページ
特に職場においては同僚や上司などに知られることを嫌がり、ひっそりと治療を受ける人が多くいます。
出典不妊治療と仕事の両立の現状と必要性について – 神奈川県ホームページ
かといって、話さずにいると『なぜ急に休むのか』と思われ、信頼を失うことになりかねない。
出典不妊治療の当事者「相談できる人がいない」ことが一番つらい – MONEY PLUS
「不妊治療の当事者は声を出しづらいので、理由を言えず『一身上の都合』でとサプライズ退職をしてしまいます。
出典「不妊退職」なくすため不妊治療の対応を経営戦略に | SUSTAINABLE BRANDS JAPAN
やっぱり不妊治療を止めてちゃんと働くか、不妊治療優先で必要な時に呼ばれるバイトになるか、退職するか選んでと迫られました。ほぼクビじゃん。不妊治療やめるなんて選択出来るわけないし、辞めますってその場で伝えました。
— coro*お休み (@xx_coro_xx) July 22, 2019
通院回数が多く、急な通院もある不妊治療
不妊治療は、多くは女性の月経周期に合わせて治療が進み、その時の体調や体の状態によっても進み具合が違うため、通院日がはっきり決まらないことが多々あります。
出典5人に1人が仕事を辞める?不妊治療・妊活ならではの悩みって?│きふる|「寄付」を「カッコヨク」
また、体外受精では、排卵誘発剤の注射を連日投与したり、卵子の育ち具合を超音波で確認する卵胞チェックを受けるため、頻繁な通院が必要になることがあります。
出典5人に1人が仕事を辞める?不妊治療・妊活ならではの悩みって?│きふる|「寄付」を「カッコヨク」
さらに、採卵日は卵子の成熟の状況によって決まるため、直前まで予定がはっきりせず、急に通院が決まることも珍しくありません。
出典不妊と妊活の現状(2)仕事と不妊治療の両立編 | ワンモア・ベイビー・ラボ
不妊治療と仕事の両立は本当にキツい。フルタイムは特に。突然くる通院のタイミング、通う頻度、病気じゃないから病休も使えない。忙しい職場は理解されないことも多い。
仕事終わってからじゃ病院やってない。保険適応外の高額医療費。
皆よく頑張ってるから自分を褒めてあげてね。— kono (@kono31618903) November 26, 2019
上司や同僚からの無理解な発言に傷つく人も多い。
不妊治療を行っている多くの女性が、有給休暇の難しさや周囲の無理解に悩んでいる状況がうかがえます。
出典働きながらの「不妊治療」拒む企業の本音 妊娠を理由とした”軽勤務”は認める | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
また「子どもがほしい」と望むことは個人的な趣向と受けとめられがちで仕事との両立に周囲の理解もなかなか進んでいません。
出典妊活×仕事「不妊治療を経験して~そして今伝えたいこと~」 | 安芸高田市
働く人が希望した時に気軽に休みを取れる環境づくりが整備されていれば、不妊治療を行っている女性の精神的な負担感も軽減されると考えます。
出典働きながらの「不妊治療」拒む企業の本音 妊娠を理由とした”軽勤務”は認める | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
仕事を辞めて治療に専念しても子どもを授からないまま治療を終える人もたくさんいます。
不妊治療のために仕事を辞めざるを得ず、その結果、収入が減る。
出典不妊治療のやめ時はいつなのか?深刻度増す「お金の問題」 – MONEY PLUS
一方で、治療技術が向上した分、オプション費用などが増え、治療費は高騰――。
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不妊治療の怖いところが、100%成功するとは言い切れないところ。
出典5人に1人が仕事を辞める?不妊治療・妊活ならではの悩みって?│きふる|「寄付」を「カッコヨク」
何百万かけても妊娠しなかった、ということも起こりうるのです。
出典5人に1人が仕事を辞める?不妊治療・妊活ならではの悩みって?│きふる|「寄付」を「カッコヨク」
不妊治療しながら働き続けるって思ってる以上に大変で、同僚や上司の心無い言葉や、休みますとか抜け出しますとか沢山の申し訳なさやらで、治療に専念する為、仕事を辞めてしまう人って結構多い。だけど専念したらしたで、結果がすぐに出るわけでもなく、今度は辞めた後悔のループだったりする。
— 雪 (@nievepintura) March 7, 2010
仕事をしながらの不妊治療。精神的にすごい大変。しかし、仕事をしないと治療費が続かないから、辞めれない。働いてるから、不妊治療も鍼灸院にも通えるわけで。ストレスになるなら、治療を休めばいいのかもしれないけど、治療を辞める勇気もない。早く、この暗い暗いトンネルから、抜けたい。
— ピー (@keamanesan) May 23, 2010
まわりに迷惑をかけて心苦しい・・・
つまり、不妊治療はあらかじめ細かくスケジュールを立てる事がとても難しい為、それ故に周りへの迷惑を考えてしまいとても心苦しい。と感じてしまうというのが一番多い流れであると言えるでしょう。
出典【体験談】妊活をしながら仕事を続けるのが難しいと感じる女性が多い件
突然出張に行けない、会議に出られない、仕事を一日フルで休まなければならないとなると、会社の同僚や上司等に自分の仕事をお願いしなければならない心苦しさや、社内でどう思われているのだろう
出典【体験談】妊活をしながら仕事を続けるのが難しいと感じる女性が多い件
大きな仕事は今後は与えてもらえないのではないか、今後の自分のキャリアプランはどうなってしまうのだろう等、様々な不安が押し寄せます。
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不妊治療と仕事の両立には、職場の理解とサポートが重要
治療している人の多くは、30代~40代で、仕事にやりがいを持ち、部下ができたりプロジェクトリーダーを任されたりという、まさに働き盛りの女性です。
そんな女性たちが、次々に退職していくのは、企業にとっても社会にとっても大きな損失であり、食い止める必要があるのではないかと思います。
仕事と不妊治療の両立について職場での理解を深め、従業員が 働きやすい環境を整えることは、有能な人材の確保という点で企業にもメリットがあるはずです。