あなたは大丈夫？迷信だらけだったダイエットの常識

たとえ運動をサボったとしても苦労して手に入れた筋肉が脂肪になることはありません。

筋肉の材料はタンパク質で、体脂肪の材料は脂質。

別の物質なので、筋肉が脂肪に変わったり、脂肪が筋肉に変わることはありえません。

食事は小分けにして回数を増やすほうが基礎代謝がよくなる。つまり、脂肪が燃焼しやすく太りにくい体質になるという説があります

人によっては、食事を小分けにしたほうが食欲が抑えられて、結果的にダイエットに成功することもありますが、全く逆効果になることもある

要は自分に合った食事回数でいいということです。ダイエットにおける食事で重要なのはカロリー収支とある程度の栄養バランスを保つことであって、食事回数なんて些細なことです。

ある研究報告によると、日本人の場合、体質的に太りづらいタイプの人は、たった2割しかいないという報告があります。

太りやすいのは自分だけでなく、ほとんどの日本人が太りやすいのです。

ウォーキングを1時間やってもカロリー消費はたったの150キロカロリー。

ジョギングなどの有酸素運動よりも、しっかりした無酸素運動の方が、脂肪の燃焼が促進される。

ウェイトトレーニングはなにもしなくても勝手に消費する基本カロリー数を上げてくれます。痩せるためにはまず筋肉をつけるのが早道！

昔はその20分以上説が常識となっていました。

確かに運動のはじめは食品から摂った糖質がエネルギーとして使われやすく、運動を続けていくことで徐々に脂肪がエネルギー源として利用されていきます。

とはいえ、運動開始から20分までのエネルギー源が糖質のみ、それ以降は脂肪のみというように、はっきり分けられているわけではないのです。

ある学者さんが精密なカロリー計算を行った結果、実はたいした差（20分未満を分割した場合と比較）はなかったことが判明しました。

ダイエッターの追跡調査によれば、食事制限のみでは、体重の5％～10％以上減量するのが難しいとのこと。

それ以降はどんなに努力しても体重が全く落ちないので、ダイエットに嫌気がさして、結局リバウンドしてしまうケースが多い

体は飢餓状態だと錯覚。結果、カロリーを消費しない、脂肪を燃やさない、ダイエット効率の悪い体に陥ってしまう