あと少し食べきれない。食パンが生きる保存方法！

12日夜に静岡県に上陸し、東日本を縦断した台風19号。

各地に記録的な豪雨をもたらし、これまでに66人が死亡、15人が行方不明となっているほか、1万2000棟以上の住宅が浸水した。

災害全般への心構えとして、最低3日分くらいの非常食や生活必需品を備えた方がいいといわれている。

台風の襲来前に関東や東海など各地のスーパーやホームセンターでは食料品を買い込む動きが広がり、品切れとなる店も相次いだ。

消費期限は「開封していない状態で、表示されている保存方法にしたがって保存をした場合に食べても安全な期限」を表している。

「おいしく食べられる期間」を保障する賞味期限とは異なり、期限を過ぎたものものを食べるのは控えたほうが無難。

食パンは約38％前後の水分を含有しており、細菌が増殖してカビが生えやすい食品でもある。

カビは、パン表面にカビ胞子が付着し、湿度・温度の条件がそろうと繁殖して肉眼で見える大きさになる。

カビ胞子の付着があっても生育条件が整わなかった場合（保存温度が低い、パン表面が乾燥していたなど）、発育が遅れて生えてこないことがある。

また、製造方法や配合、食パンの種類によっても違ってくるが、カビの有無にかかわらず消費期限が過ぎたものは食べない方がいい。

食パンを長期保存する場合は、食品用ラップフィルム、フリーザーバッグ等で1枚ずつに分けて冷凍することで、袋のまま冷凍するよりも速く凍結するため、鮮度が保たれやすくなる。

冷凍保存した食パンは、トースターで十分加熱すれば、出来たてに劣らない食感を楽しめる。

ご飯、パン、イモ類などの冷蔵庫保管は推奨されていない。

カビの発生を遅らせるには冷蔵庫の保存で十分だが、パンが硬くなって味や食感が落ちてしまう。

数時間（数日）後に、吐き気や食欲減退、腹部のけいれん、下痢、発熱、疲労感、脱水症状などの症状が現れる。

もし、便に血が混じる、3日以上下痢が続いているなど症状が重い場合は、できるだけ早く医師の診察を受けるように。