葬儀といえば、何十人もの会葬者を招く大規模なものを思い浮かべるかもしれません。メディアで時折報道される社葬や有名人のお別れ会では数百人規模になることもあります。しかし最近では、家族葬のような小規模の葬儀を選ぶ人も多くなっているのも事実。現在の葬儀はどれくらいの人数が参列するものなのでしょうか。
葬儀全体の平均参列者数は?
$amana_image: 矢印の群衆 by アマナイメージズ
葬儀の会葬者の人数は平均64名となりました。前回調査時の67名から微減する結果となりました。葬儀規模が少しずつ縮小していることが伺えます。
出典会葬者(参列者)の人数は?|第3回お葬式に関する全国調査|いい葬儀
20人未満の参列者が2013年より増加傾向に。 一方で160人以上の大型葬が若干だが、2015年より微増。
出典会葬者(参列者)の人数は?|第3回お葬式に関する全国調査|いい葬儀
約9割の人は通夜、葬儀・告別式を行う葬儀を選択
出典どんなお葬式にした?|第3回お葬式に関する全国調査|いい葬儀
葬儀の種類として1番多いのは「一般葬」で53%でした。前回調査よりも-6.1pt。一方、「家族葬」は38%と+6.6pt前回よりも増加しました。また、「直葬・火葬式」は5%で-1.0ptとなりました。
出典どんなお葬式にした?|第3回お葬式に関する全国調査|いい葬儀
参列者の人数は、少人数化へと向かっています。首都圏の葬儀に関する情報を発信するエンディングデータバンクによると、参列者が19人以下の割合は、2012年から2014年まで40%台で推移していましたが、2015年からは50%を超えました。
出典家族葬の増加で、葬儀の参列者は少人数化へ | 終活・お葬式のことなら終活メディア
一般葬の場合
$amana_image: 仏花 by アマナイメージズ
一般葬は、身内に限定せず、故人に縁のある方が広く参列する、従来型の葬儀です。通夜に50~150名ほど、告別式に10~20名ほどの規模が多いでしょう。一般葬では、家族親族に加え、友人やご近所、会社関係者など、お世話になった方々に広くお知らせします。
出典規模・スタイル別に見る、葬儀の基本的な種類 | エンディング・データバンク
家族葬の場合
遺族や親族、親しい友人など近親者を中心に執り行われる葬儀形式です。参列範囲や人数に明確な決まりはありませんが、10~30人程度の参列が一般的です。葬儀内容は基本的には一般葬と変わりません。
出典家族葬の規模。葬儀の規模の違いで変わることは?|ウィズハウス
火葬式(直葬)の場合
$amana_image: 火葬場のドア by アマナイメージズ
直葬に呼ぶ人数の平均はだいたい3人~10人程度となっています。直葬は通夜や葬儀・告別式が無いので、かなり小規模な葬儀となります。そのため、直葬の場合には遺族だけということも珍しくはありません。
出典葬儀に呼ぶ人数は何人が平均?平均人数や参列人数の予想方法を解説!|終活ねっとのお葬式
社葬の場合
社葬は会社が主体となり規模が大きくなります。会社の大きさなどによって参列者人数は変わってきますが、少なくとも100人は超えるようです。参列者が多い場合には1000人にもなることがあります。