体調管理が大変だ…
■季節は「冬」
11月8日に二十四節気「立冬」を迎え、暦の上では冬に突入。
出典二十四節気「立冬」 まだ11月なのに暦上は“冬の始まり”(2019年11月8日)|BIGLOBEニュース
北日本や甲信地方からは、初雪や初氷、初霜といった冬の便りも届き、一気に季節が進んだ。
■しかし本日(24日)は、この季節らしくない天気に
各地で雷を伴う激しい雨
24日は台風27号から変わった低気圧と南からの暖かく湿った空気が流れ込み、全国的に雷を伴った激しい雨に。
出典きょう24日は広く雨 激しく降る所も 気温は上昇(日直予報士 2019年11月24日) – 日本気象協会 tenki.jp
気温も上昇
南風の影響で気温が上がり、東北・北海道で15℃前後、九州~東海・関東甲信・北陸で20~23℃、沖縄では25℃以上の夏日に。
出典24日 雨の降る所が多い 南風で気温は上昇 (2019年11月23日) – エキサイトニュース
最高気温・最低気温ともに10月中旬~11月上旬並みとなっている。
出典24日 雨の降る所が多い 南風で気温は上昇 (2019年11月23日) – エキサイトニュース
長野寒いって聞いたのに。暑いよ。
冬支度満載で来たから、脱げないよ。— ひろたん (@momokichi0910) November 24, 2019
起毛パーカー着てきたから暑くてちょっと気持ち悪くなってきた
例年寒いのに今年は異様に暖かい— タンクガール (@Tankgirl_game) November 24, 2019
■気象庁によると、今冬は「暖冬傾向」になる模様
気象庁が10月25日に発表した3カ月予報(11月~来年1月)では、冬型の気圧配置が長続きせしない「暖冬傾向」となる見通し。
出典寒気弱く、全国的に暖冬 気象庁の3カ月予報:北海道新聞 どうしん電子版
■その原因は北極域にある
北極域でも暖冬
世界気象機関の専門部会は8日、今冬の北極域は「暖冬」となる見通しを発表。
出典北極は暖冬予想 日本に影響も(片山由紀子) – 個人 – Yahoo!ニュース
今年9月17日、北極域の海氷域面積が年最小値となる414.53万㎢を記録し、記録が残る1979年以降で3番目に小さくなった。
出典北極は暖冬予想 日本に影響も(片山由紀子) – 個人 – Yahoo!ニュース
北極域では、過去35年間で夏季の海氷面積が3分の2程度に減少しており、気候変動の影響が最も顕著に表れている地域と言われる。
出典JAXA | 北極海の海氷面積が9月17日に年間最小値を記録 ~薄氷化が進行~
偏西風が蛇行して日本付近に寒気が南下しにくい状況に
北極域の気温が上昇すると、上空の偏西風の流れが変わるが、今年は日本付近で北に蛇行している。
出典北極は暖冬予想 日本に影響も(片山由紀子) – 個人 – Yahoo!ニュース
このため、強い寒気が日本付近に南下しにくい一方、南からの暖かい空気に覆われやすくなっている。
出典今冬の雪、暖冬傾向でも関東は平年並の見込み – ウェザーニュース
■日本海側では降雪量が少なくなる見通し
昨冬は、日本海側の降雪量がかなり少なく、特に西日本日本海側では統計開始以来最少となり、スキー場は雪不足に悩まされた。
出典今冬の雪、暖冬傾向でも関東は平年並の見込み – ウェザーニュース
今冬も、一時的に強い寒気が流れ込むタイミングはあるものの、東・西日本の日本海側では昨年並の降雪量となる可能性がある。
出典今冬の雪、暖冬傾向でも関東は平年並の見込み – ウェザーニュース
一方、太平洋側では低気圧の影響を受けて降水量が多くなり、降雪量は北日本で平年並か多く、関東で平年並となる見込み。
出典今冬の雪、暖冬傾向でも関東は平年並の見込み – ウェザーニュース
■その一方で、関東甲信など太平洋側では降雪量が増える可能性も
「黒潮大蛇行」が関係
【黒潮大蛇行どうなった?】黒潮が紀伊半島から遠州灘沖で南へ大きく蛇行する「黒潮大蛇行」が昨年8月から続いています。12年ぶりのことですが、私たちの生活や気象にどう影響しているのでしょうか?https://t.co/YKP2pcCc4T pic.twitter.com/RYelZ3HYPP
— ウェザーニュース (@wni_jp) August 12, 2018
日本列島の南岸に沿い、房総半島沖で東へと流れる海流「黒潮」は、紀伊半島・遠州灘沖で南へ大きく蛇行することがある。
出典【緊急警告】東京オリンピックと“同時期”に南海トラフ巨大地震の可能性! 2020年は地震の“当たり年”か、過去データでガチ判明! – TOCANA
この「黒潮大蛇行」が17年8月から続いており、少なくとも20年1月半ばまで続く見込み。
出典2017年10月16日レビュー「黒潮の蛇行が発生する仕組みが分かってきた」 | SciencePortal
南岸低気圧が接近しやすい
黒潮大蛇行が発生すると、南岸低気圧が関東甲信に寒気を引き込みやすいコースをとることが多くなる。
出典エルニーニョ現象で暖冬傾向?積雪リスクが高まるのはいつか|@DIME アットダイム
17/18年の冬は、東京都心で4年ぶりに20cmを超える積雪を観測するなど、関東を中心に大雪となった。
出典エルニーニョ現象で暖冬傾向?積雪リスクが高まるのはいつか|@DIME アットダイム
今冬も南岸低気圧のコースによっては降雪量が多くなる可能性があり、特に1月末〜2月前半は広い範囲で大雪に注意が必要。
出典今冬の雪、暖冬傾向でも関東は平年並の見込み – ウェザーニュース
■体調管理などに気をつけて!
暖冬傾向とはいえ、一時的に強い寒気が流れ込むタイミングがあり、気温の変動が大きくなる。
出典エルニーニョ現象で暖冬傾向?積雪リスクが高まるのはいつか|@DIME アットダイム
最新の気象情報をこまめに確認し、体調管理などに注意するように。