「カロリーリストリクション」で健康痩せ＆アンチエイジング！

摂取カロリーを通常の70％くらいまで減らす、カロリーリストリクションという考え方があります（もちろん必須栄養素は十分に摂取します）

現代人は食べ物を十分すぎるほど摂っています。そうした状態にあると、サーチュイン遺伝子は眠っていて動きません。しかし、飢餓状態になると目覚め、細胞中のミトコンドリアを活性化させてエネルギー効率を高めます。サーチュイン遺伝子がＯＮになると、まるで指揮者のように身体全体に働きかけて、１００近くの老化要因を抑えるそうです。その結果、肌、血管、脳など様々な器官が若く保たれ、活性酸素の発生を抑えることから、免疫力低下、動脈硬化、高血糖、ぼけ、骨粗しょう症、脱毛や白髪等の老化症状を防ぎ改善し、美肌や健康に絶大な効果をもたらします。

現在生き残っているサルは全員が27才以上で、アカゲザルにとっては老齢期にあたります。カロリーが制限された食事をとっているサルは、癌、糖尿病、心臓病、および脳萎縮に見舞われたり、除脂肪筋肉が減少したりするレベルが驚くほど低下して若さを保っていることが分かりました。加齢に関わる原因で死亡したサルの数は、カロリー制限がないサルでは 38匹のうち14匹にのぼっていますが、カロリー制限があるサルでは38匹のうちわずか5匹だったそうです。

「お腹が空いたから食べる」という衝動的な食べ方を防止できます。また1回の食事はできるだけバランスよく、1日２～３菜を目安に栄養バランスが偏らないようにしましょう。

揚げ物よりは焼き物や蒸し物、霜降り肉よりは赤身の多い肉。またドレッシングもノンオイルを選んだりと習慣化することが大切です。

肉類や魚類に含まれているたんぱく質も肌や筋肉をつくる重要な栄養素です。肉や魚が苦手な人は、（略）大豆など植物性のタンパク質で補うのもおすすめです。お豆腐や納豆など、美味しく日々の食事に取り入れましょう。

きちんと噛むことで満腹感も得やすくなり、唾液が分泌されることで消化もされやすくなり、胃腸への負担も軽減されます。

寝る前の2時間前には飲食は避け、できるだけ胃の中に食べ物が残らないよう心がけることも大切です。

抗酸化作用があるだけではなく、赤ワインに含まれているレスベラトロールという物質が長寿遺伝子（サーチュイン）を活性化してくれます。

しかし、カロリー制限等をやめてしまうと、サーチュイン遺伝子の活動がストップしてしまうため、継続することが必要です。