世界で最低クラス･･･年金の現状が深刻だった

最新のグローバル年金指数ランキングによると、日本の年金は37か国中31位と昨年に続いて最低クラス。

1位：オランダ 2位：デンマーク 3位：オーストラリア 4位：フィンランド 5位：スウェーデン

調査では、生活に対して十分に支払われているかを評価する「十分性」、国の借金状況や支給年齢などを評価する「持続性」、ならびに「健全性」の3分野、40項目以上から各国の制度を検証している。

日本はというと「Dクラス」で、主要国の中でも最下位クラスを今年も彷徨っています。

最も低いEランクに属する国はなかったため、事実上Dが最低のランクとなっている。Dランクは韓国、中国、アルゼンチン、インドなど

『老後2000万円』問題が大きく話題を呼んだように、当指標の十分性が低い、というのも、国民一人一人が実感しているのではないか

日本に対しては「家計貯蓄のレベルを上げる」「受給年齢の引き上げ」「政府が負担する分を軽減する」などの対策が挙げられた。

消費税率の8％から10％への引き上げとともに、年金生活者支援給付金制度が2019年10月1日から始まる。

「年金生活者支援給付金制度」は、消費税率の引き上げによる増収分を使って、所得の低い年金受給者に最大で月額5000円を支給する制度で、今月から始まりました。

所得の低い年金受給者を対象に今月から始まった給付金制度で、日本年金機構が、本来対象となるおよそ2700人に申請書類を送っていなかったなどのミスがあったことが分かりました。

日本年金機構は１２日、年金支給などに関する事務処理ミスが２０１８年度集計で１８９０件あったと発表した。

このうち、本来なら支払うべき年金が未払いとなっていたケースは４９４件で計約５億７千万円に上った。

機構ではミスの発覚が相次いでいる。

平成30年（2018年）12月時点の国民年金保険料の1年経過納付率は70.3％とのことです。

まだまだ未納付の人が一定数いるようです。

退職後など月1万6410円を支払うのが大変な場合は、国民健康保険や住民税の支払いを優先し、国民年金保険料を滞納するケースも多い

年金は加入義務があるので支払わないという選択肢はない。

「将来もらえるかどうかわからない」「長生きしないから年金なんていらない」などといった理由で保険料を納めない人は多い。

年金未納者には「督促状」が届くが、これを無視していると「最終催告状」が送られてくる。この段階でも無視していると「強制徴収」が待っているのだ。「強制徴収」とは“財産の差し押さえ”のこと

滞納者には最高で年１４．６％もの延滞金が発生。財産の差し押さえもされる。

督促状の指定する期日までに納付がなく、督促状の指定する期日以降に納付がされたときは延滞金がかかります。

寿命はどんどん延びていますから、長生きするだけたくさん年金がもらえ、支払ってきた金額を超えることさえあります。

国民年金の場合、納付総額より受給額が多くなる条件があります。それは長生きすること。65歳から受給した場合、75歳以上長生きすれば、受給額の方が多くなります。