入手ルートは？高2男子生徒が放射性物質『アメリシウム』を所持

放射性物質の「アメリシウム241」を自宅に隠し持っていたとして、名古屋市の34歳の会社員が逮捕されました。

逮捕容疑は4月24日、自宅でアメリシウム241が密封された容器8個と、爆発性のある塩素酸カリウム約157グラムを所持したとしている。

アメリシウムについては容疑を認めているが、塩素酸カリウムについては否認しているという。

アメリシウムは煙感知器に使われることがあり、会社員は煙感知器の部品を海外からネットで個人輸入し、入手したとみられる。

自宅周辺で健康被害などは確認されていない。

市川容疑者の自宅からはテロでも使われたことがある高性能爆薬「過酸化アセトン」の原料も押収されていたことが新たに分かりました。

市川容疑者は14年前自ら製造した爆薬を誤って爆発させる事故を起こし「誤爆に懲りたから爆発物の生成はしていない」と供述しています。

本人のものとみられるツイッターでも、爆弾で周囲を巻き込もうとするような投稿を繰り返していたことも分かりました。

「自決するときは、最低3桁人数巻き添えにするんで」

「アメリシウムを活用した超小型原爆の話はどこで見れるんだろ」

「10ktぐらいの原爆なら名古屋の南の方打ってくれると職場が吹っ飛ぶので助かる」

名古屋市緑区の元大学生の男とインターネット上で交流があったといい、関連を調べる。

元大学生は高い殺傷力のある爆薬「過酸化アセトン」や3Dプリンター製の拳銃、覚醒剤を製造したとして爆発物取締罰則違反罪などに問われ

3月に名古屋地裁で懲役3年以上5年以下の不定期刑を言い渡され、確定した。

東京都内の高校2年の男子生徒が、無許可で放射性物質「アメリシウム」を所持していた疑いがあることが6日、捜査関係者への取材で分かった。

男子生徒も元大学生とSNSでやりとりしていたことが判明した。

原子力発電所の使用済み燃料棒に生じるプルトニウムから生成される人工放射性元素。

人体に有害な放射線アルファ線を放出し、内部被ばくする恐れがある。

米カリフォルニア大学の研究チームがプルトニウムに中性子を照射することで発見し、1945年に公表した。

原子番号は95。銀白色の金属で、米国の国名にちなんで名付けられた。