早くも流行の兆し⁉︎各地でインフルエンザ患者数が増えている！

突如、38～40度の高熱がでるのが特徴で、さらに、のどの痛み・頭痛・全身倦怠感・筋肉痛・関節痛等の全身症状も強く、これらの症状が3～5日間ほど続きます。

重症化すると脳炎や心不全を起こすこともあり、体力のない高齢者や乳幼児等は命にかかわることもあります。

過去5年分と比べてみても、全国の流行状況をレベル化した地図は11月に入ってから発表することが多い

厚生労働省は２７日、九州や沖縄県を中心に１０都県でインフルエンザの患者数が流行入りの目安を超えたと発表した。

今季のインフルエンザは、異例の早さで流行し始めています。

10月に入ってからも、最高気温が30℃近い残暑が続いている一方で、今年は全国的にインフルエンザが早くも流行のきざしだ。

インフルエンザは例年なら12月頃に流行期入りしているので、今シーズンは2ヵ月ほど早いようです。

今年は例年になく早いペースで流行が始まっているため、情報把握が遅れているという。

定点あたり報告数を昨年同時期と比較すると、4倍をはるかに上回る。

9月15日までの1週間で流行の目安となる1医療機関あたりの患者数1.0人以上が、石川県、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、鹿児島県、沖縄県の7県にのぼり、22日には東京都も流行期入りしました。

ただ、沖縄県の患者数が５２・２２人と突出しており、１人以下の地域も多い。

沖縄県の保健所では、患者報告数が警報レベルに達していると明らかにした。

インフルエンザのワクチンを接種して体内で抗体がつくられるまで約2週間かかるため、流行が本格化する前に接種する必要があります。

「ワクチンメーカーは9月下旬から出荷しているので、10月に入れば医療機関でワクチン接種を受けられますが、念のため医療機関に問い合わせてください」(厚生労働省健康課予防接種室)

ただし、インフルエンザのワクチン接種は、あくまでも重症化を防ぐことが目的です。ワクチンを接種したとしても、感染することはあります。

福島県は台風１９号の影響で、避難所での生活を送っている人たちも多く、こうした人たちはとくに感染のリスクが高いとして、予防の対策をとって欲しいと呼びかけています。

「被災者がひしめく避難所では、インフルエンザなどが流行しやすい」と話す。

「感染をゼロにすることはできない。せきの際はハンカチを口にあて、他人にうつさない配慮をしてほしい」と語る。

ふだんから、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきましょう。

石けんを使って流水で洗います。（石けんがない場合には、石鹸があるつもりで手の隅々まで水だけで60秒洗うと効果的です。）

インフルエンザが流行してきたら、不要不急のときはなるべく、人混みや繁華街への外出を控えましょう。