増え続けており問題となっている不登校。この度、そんな14歳の不登校児がプログラミングスクールを起業させるというニュースが入ってきました。
■不登校
登校しない,あるいは登校したくてもできない状況
何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により登校しない、あるいはしたくともできない状況にある為に年間30日以上欠席した者の内、病気や経済的な理由による者を除いた者
長期欠席が急増するなど「不登校問題」が拡大し、大きな課題となっている
■この不登校が増加。社会問題に
子どもの数は年々減少傾向にあるが、小・中学校における不登校の児童生徒数は過去最多となっている。
出典少子化でも「不登校」の数は過去最多 不登校は「問題行動ではない」との理解は広まっているか – wezzy|ウェジー
不登校の児童生徒の割合が最も高いのは小学生では6年生の1・59%、中学生では2年生の4・22%
出典県内不登校 過去最多 18年度 | 信濃毎日新聞[信毎web]
深刻ないじめに発展する前に、いじめの芽を見逃さず、解消への取り組みを強めたい。それには担任1人で抱え込まず、教員全体による情報共有化が重要
出典社説[小高不登校全国最多]背景を追跡し支援策を | 社説 | 沖縄タイムス+プラス
■このように問題となっている不登校だが、14歳の不登校児が起業するというニュースが
熊本市に住む野澤翼さん、14歳。中学3年生ですが、去年から学校には通っていません。
出典News Up 不登校14歳、起業する。 | NHKニュース
14歳の起業家が熊本市にいる。中学3年の野澤翼さんだ。独学で得たコンピューターの技術やインターネットの知識を使ってフリーランスのプログラマーとして活動
出典14歳起業家の夢は社会貢献 熊本市の野澤翼さんがプログラミング教室開講 | 気になる話題 | くまコレ | 熊本日日新聞社
独学で得たコンピューターの技術やインターネットの知識を使ってフリーランスのプログラマーとして活動。9月1日からプログラミングスクールを始める
出典14歳起業家の夢は社会貢献 熊本市の野澤翼さんがプログラミング教室開講
■教育の方針に違和感を感じて不登校に
服装では靴下の色まで事細かく指導したりする教師に、野澤さんは「効率的でもないし、何の意味があるのか」と尋ねました。しかし、教師は頭ごなしに叱るなど、正面から向き合ってくれなかった
出典News Up 不登校14歳、起業する。 | NHKニュース
「ゲームをもっと面白くするにはどうしたらいいか、ネットで調べて試すうちに、気が付いたらプログラミングをしていた」という
出典14歳起業家の夢は社会貢献 熊本市の野澤翼さんがプログラミング教室開講
「プログラミング教育を創る」という題目でプレゼンテーションをさせていただいた
出典アショカYVに採択され – Ashoka Japan – Medium
■色々な選択肢があってもいいのではないか?
学校へ行きづらい子どもたちに「無理に行かなくていいよ」と呼び掛ける動きも、近年は広まっている
出典不登校 生き方の一つ 自ら経験した支援団体代表「自分にはプラスだった」:特集:中日新聞(CHUNICHI Web)
不登校というのは、個人の問題ではなく、教育のシステムの問題とも言えます
出典News Up 不登校14歳、起業する。 | NHKニュース
好きなことをやっている時が生き生きしている。一度きりの人生だし、無理して学校に通う必要はない
出典14歳起業家の夢は社会貢献 熊本市の野澤翼さんがプログラミング教室開講
■ネットにはどのような意見があるのか?
不登校の14歳が起業
応援したいですね。富山でもプログラミング教育室開いてもらいたいです^_^https://t.co/2oAkJniGZA
— Switch 不登校の子どもと親の会 (@switch_toyama) October 19, 2019
学校の現在のシステム、最近の急速なテクノロジーの進化でますます時代錯誤感がスゴいですよね。社会人としてはどんどんこういう挑戦に応援したい。
不登校と聞くとネガティブなイメージ? しかし、もっと成長したい学びたいという意志で、起業した14歳の少年がいます。 https://t.co/RKubo6S6AX
— ちーあけ@魔女っぽい編集者 (@akechibooks) October 18, 2019
同い歳やんw でも起業するって相当勇気いるよね。尊敬の眼差し( * ॑꒳ ॑* )✨#不登校#起業家#中学生
不登校と聞くとネガティブなイメージ? しかし、もっと成長したい学びたいという意志で、起業した14歳の少年がいます。 https://t.co/27uxSDoHeV
— 目に入った投稿を全てRTするだけのアカ (@4PYJwedDH23ltE8) October 18, 2019
行きたくない…だけじゃなくて、行かない解決策の先にさらなる時間の有効活用法を定義できているところが素晴らしい。
不登校と聞くとネガティブなイメージ? しかし、もっと成長したい学びたいという意志で、起業した14歳の少年がいます。 https://t.co/AUhsbcrqxS— たっぱる@アイドルオタク3.0 (@wwotaku_) October 18, 2019
■更に、10年間不登校で24歳で起業したという人も
コラムニストの小幡和輝(おばたかずき)と申します。僕は子どものころ約10年間を不登校として過ごしました。正直、学校に楽しい思い出はありません
出典https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_Hnavi_35027320/
学校に行っていません。その期間はほとんどゲームをしていて、これまでに30000時間以上はゲームで遊んでいます
出典https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_Hnavi_35027453/
小学校2年生から中学3年生まで不登校を経験。その後夜間の定時制高校に通い、高校3年生で起業。2018年には著書『学校には行かなくてもいい』を出版
出典『#不登校は不幸じゃない』小幡和輝と語る 不登校の10代が見つけた夢 | マイナビニュース
日本の教育は、我慢によって子どもを導こうとする傾向がありますが、僕は楽しさによって子どもを導きたい。ゲムトレで楽しく人間関係を作り、自分の居場所を見出し、もしかしてプロも目指せるかもしれない。そんな場所作りに挑戦したい
出典「我慢」じゃなく「楽しさ」で導きたい 不登校向けゲームのオンライン家庭教師「ゲムトレ」発進!
■不登校児が東大に合格したという逸話も
「まともに学校に行けないなんて、僕は生きている価値がない」。そう言って泣き崩れる護央さんを見て、「あなたはあなたのままでいいんだよ。ただ、生きて笑っていてくれればいい」と繰り返し伝えてくれた
出典不登校児を東大に合格させた親のスゴい声かけ つまづいた子供を潰す親、伸ばす親 (2/4) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
自分のペースで学べることや、できないなりに丸がついたり、少しずつでも先に進んでいく感覚は非常にうれしいもの
出典不登校→東大進学した男性が親に感謝するワケ | 不登校新聞 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
視野が狭かったこともあるかもしれませんが、当時は勉強することが生き残る道だったのでしょう。その居場所を守りたいがために、さらに勉強
出典不登校→東大進学した男性が親に感謝するワケ | 不登校新聞 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
■多様性の時代。教育の方法も色々あってもいいのでは?
多様性、あるいはダイバーシティ(diversity)という言葉がビジネスの分野でも頻繁に聞かれるようになってきました
出典すでに世界は多様性の時代へ 違いを認め、尊重する寛容の精神がポイント | 「タキレポ」産業用金物・工業用金物の「タキゲン」が発信するメディア
そのような流れの中で「引きこもり」も同様の視点を持って考えるべき時が来ているように思えます
出典なぜ引きこもり・8050問題は深刻化するのか?高額な引きこもり支援ビジネスを一概に非難できない理由(石蔵文信) – 個人 – Yahoo!ニュース
野澤さんのような子が異端な存在として見られないような仕組みの転換が必要ではないでしょうか