マダニから身を守ろう!
■秋の行楽シーズンが到来
いよいよ秋本番となり、各地で木々が色づき始め、紅葉の見頃も訪れる。
出典登山・ハイキング人気スポットランキング[秋編]を阪急交通社が発表 ~日本一紅葉が早い大雪山(黒岳・旭岳)が1位に!~|株式会社 阪急交通社のプレスリリース
登山やハイキング、キノコ狩りなど、屋外レジャーを楽しむ方も多いはず。
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■そんな今の時期に注意が必要なのが「マダニ」
国立感染症研究所は23日、マダニを介して発症するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の患者報告数が88人になったと発表した。
■詳細
今年に入って13日までの報告数で、このうち少なくとも3人が死亡。
都道府県別では、山口が11人で最も多く、続いて島根、徳島、長崎、宮崎が各8人、鹿児島が7人、広島、高知が各6人。
出典マダニ介したウイルス感染症が増加、3人死亡 – 記事詳細|Infoseekニュース
統計開始(2013年)以降最多だった17年の90人に迫っており、専門家は注意を呼びかけている。
出典マダニ介したウイルス感染症が増加、3人死亡 – 記事詳細|Infoseekニュース
■マダニとは
日本にはヤマトマダニ、フタトゲチマダニ、キチマダニ、シュルツェマダニなど約40種類のマダニが生息。
出典この時季、マダニについて知らないと損をする話 – ウェザーニュース
3~11月ごろが活動期で、草むらや山、畑、あぜ道などに潜み、人間や動物が近づくと付着して吸血行為を行う。
出典この時季、マダニについて知らないと損をする話 – ウェザーニュース
■様々な病原体を保有
マダニ科のダニは様々な病原体を保有しており、吸血によってそれらの病原体に感染することがある。
出典「殺人ダニ」感染症に日本パニック 実は何百年も昔からあった病気 : J-CASTニュース
主なダニ媒介感染症としては、日本紅斑熱、ダニ媒介性脳炎、回帰熱、ライム病、Q熱などがある。
■特に恐ろしいのが「重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)」
2011年に発見されたSFTSウイルス
ブニヤウイルス科フレボウイルス属のSFTSウイルスへの感染により引き起こされる感染症。
このウイルス自体は昔から存在していたが、2011年に中国で発生した原因不明の疾患を調査する中で発見された。
出典「殺人ダニ」感染症に日本パニック 実は何百年も昔からあった病気 : J-CASTニュース
致死率は10~30%
感染すると、発熱や食欲低下、嘔吐、下痢・腹痛などといった症状、さらには頭痛や筋肉痛、意識障害やけいれんなどを引き起こす。
出典夏のレジャーでは草むらに要注意!「殺人ダニ」に噛まれて感染 死亡例相次ぐ – FNN.jpプライムオンライン
治療は対症療法のみで、有効な薬剤やワクチンは無く、致死率は10%~30%と報告されている。
マダニ感染症が広まってるのが怖いなぁ。
— じむし (@jimushi) October 23, 2019
知らない方多いけど、マダニは春と秋に繁殖のピークが来ます。
感染に対する治療法が無いです。
感染したペットからの感染が疑われる症例も過去にありますので注意してください~! https://t.co/rgrNhP8696— ひさ (@flying_adelie) October 23, 2019
こないだ無防備で山に入ったら服にマダニ付いてて、気をつけようと思った
— 幸子概念 (@ooloolololooloo) October 24, 2019
■マダニから身を守る方法
肌の露出をできるだけ少なくする
草むらや藪などに入る場合は、長袖・長ズボン、帽子や手袋の着用、首にタオルを巻くなど、肌の露出を少なくすることが大事。
衣服は毛羽立ちのある素材を避け、明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい)がオススメ。
出典この時季、マダニについて知らないと損をする話 – ウェザーニュース
屋外活動後は咬まれていないか確認する
屋外活動後は入浴してマダニに咬まれていないか確認(特にわきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部)する。
また、ペットからの感染も報告されているため、ブラッシングなどを必ず行うこと。
出典虫媒介の感染症防ぐには SFTSや紅斑熱、マダニ吸血時は取らず受診を(京都新聞) – Yahoo!ニュース
■もしマダニに咬まれたら
自分で引き抜いてはダメ!
吸血中のマダニを無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させる恐れがある。
出典この時季、マダニについて知らないと損をする話 – ウェザーニュース
つい手で払ったり患部を指で押さえたりしがちだが、医療機関で適切な処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらうこと。
出典虫媒介の感染症防ぐには SFTSや紅斑熱、マダニ吸血時は取らず受診を(京都新聞) – Yahoo!ニュース
その後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められた場合は速やかに医療機関で診察を受けるように。
出典街中でも噛まれる「マダニ」注意!感染症SFTSは致死率2割・・・公園にもいるよ : J-CASTテレビウォッチ