これは時代の移り変わりか！？「事故物件」が最近人気のワケとは？

「孤独死」は、ただ人が亡くなっただけではなく、現実的なリスクも生み出す。

居住者が亡くなって、流れ出て床に染み込んだ体液や、湧いた虫の除去・消臭・除菌などの部屋のクリーニング代には、数十万円もの費用がかかる。

さらに、高齢者の場合は、ゴミ屋敷のように物で溢れていることも多く、遺品整理・処分にも数万～数十万単位で費用がいる。

少子化で子どもが少なくなり、独居高齢者が増え、地域コミュニティが消失した社会の中で、いわゆる「孤独死」も増加

現在日本では、年間の死亡者数約125万人のうち約3万人がこの孤独死の状態で発見されています

家族を持たない生涯独身だった独居老人が増加することを考えれば、発見までに時間のかかる「孤独死」は、ますます増加すると思われる。

そうした状況を行政は必ずしもカバーできていない。

次の部屋の借り手が見つからなかったり、隣室も含めて大幅に家賃を引き下げる必要まで出てくる。

また、借りる側にとっても、自分が「孤独死」すると、滞納家賃から、クリーニング代、遺品整理費用などの損害賠償請求が遺族に行くのは不本意なことに違いない。

最近、巷では『事故物件』が流行っています。

殺人や自殺、火災などにより人が亡くなった物件、いわゆる「事故物件」そのものにも改めて注目が集まった

事故物件専門のサイトがあったり、事故物件に住むお笑い芸人やタレントもいます。

世の中には「事故物件」という不動産物件があります。不動産情報見ているとたまに出てきます。

ここに事故物件となったものの、大幅にリフォームされて生まれ変わった物件がある。

東京都調布市にあるワンルームの賃貸アパートだ。まるで新築さながらに綺麗に仕上げられた部屋に、「事故物件」のイメージはない。

このままでは次の借り手を見つけるのは難しいかもしれない…。オーナーさんと相談して、大規模なリフォームを行いました。

亡くなられた玄関を中心に大幅に変え、フローリングを張り替えるのはもちろん、壁紙も色も含めて以前とはまったく違うものに取り替えました。

場合によっては、『ここで亡くなったんだ…』というイメージを喚起させないように、間取りを変えてしまうこともあります

特殊清掃、遺品整理に続いて完璧なリフォーム……。「事故物件」の残像を払拭するために、あらゆる手立てが講じられるのだ。

新しい賃貸に住み替える時、その物件が事故物件かどうか、あなたは気にしますか？

あえて事故物件を探している人が3割もいることから、一定の需要がある

最近では、「家賃が安いから」などの理由であえて事故物件を選ぶ方もいるそうです。