10月からの最低賃金アップに悲鳴を上げる個人経営者の声

今月(2019年10月)から最低賃金が上がりました。それによって悲鳴を上げている個人経営者の声をご紹介します。

■最低賃金

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最低賃金とは、企業や公務員などの労働者に法律で支払いを義務付けた最低限の時給を指している

出典東京、神奈川はいよいよ1000円超え。最低賃金引き上げの光と影 – INSIGHT NOW!

最低賃金制度とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定め、使用者は、その最低賃金額以上の賃金を支払わなければならないとする制度

出典最低賃金制度の概要|厚生労働省

最低賃金は、特定の労働者で特例を受けた場合を除き、産業や職種にかかわりなくすべての労働者に適用されます

出典最低賃金制度を守るために知っておきたいポイント – BUSINESS LAWYERS

■10月から最低賃金がアップした

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2019年度の都道府県別の最低賃金改定額が決まり、10月に順次、引き上げられる

出典最低賃金 東京と地方の格差是正を|【西日本新聞ニュース】

10月1日から順次、最低賃金が上がった。東京、神奈川が初めて1000円を超え、全国平均も前年度比27円アップの901円となった

出典コンビニ店主から悲鳴、10月から最低賃金アップ 人件費が利益を圧迫(弁護士ドットコム) – Yahoo!ニュース

神奈川県の最低賃金が10月1日から改正され、現行983円の時間額が28円(2・82%)アップの1011円に引き上げられた

出典最低賃金 時間額1011円に 県内で10月1日から適用 | 中原区 | タウンニュース

■賃金アップは様々なメリットがある

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労働者と経営者のスキルアップを徹底して、生産性を向上させるしか方法はないと思っています。そして、そのためには最低賃金を継続的に引き上げる必要がある

出典最低賃金引き上げ「よくある誤解」をぶった斬る | 国内経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

日本経済の構造的な問題の根幹は、給料が安すぎることです。そして、その裏にあるのが、日本では社員20人未満のミクロ企業で働く労働人口の比率が、途上国並みに高い

出典時給「1000円ぽっち」払えない企業は潰れていい | 国内経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

引き上げには、県内の働き手を確保し地域経済の縮小や若い世代の県外への流出に歯止めをかけようという狙いがある

出典人口減少背景に最低賃金アップも…働き手も企業も“モヤモヤ”感【秋田発】 – FNN.jpプライムオンライン

■デフレの改善にも役立つ

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日本はほぼ横ばいとなっており、実質では1.4%増となるが「物価の下落」のおかげという「デフレ脱却政権」には皮肉な結果

出典「デフレのおかげ」で上昇した実質賃金 | ZUU online

デフレ脱却のためには賃金が上昇しなくてはならないということには、おおむね合意が得られている

出典賃金が物価よりも上昇しないとデフレは続く | 読んでナットク経済学「キホンのき」 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

最低賃金のアップをデフレ脱却対策と考えている政府は、なんとか1000円にまで引き上げたい意向だ

出典AreaBiz fukuoka【エリアビズ福岡】|福岡市を中心とした経済情報を発信 » 最低賃金を上げなければ日本は滅びる??~福岡を除く九州全県と東京の格差は2倍以上

■内部留保を改善するという目的も

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日本企業の内部留保をめぐっては、アベノミクス以降、この6年間で増加

出典政府、企業の内部留保を成長分野の投資へ 税制優遇など検討 TBS NEWS

企業の内部留保が2012年度から6年間で50兆4000億円増え、現預金で2018年度は240兆円にのぼる

出典企業内部留保現預金240兆円もさらに支援策 (2019年10月6日) – エキサイトニュース

それなのに、稼ぎを従業員の賃金などに充てた割合を示す労働分配率は下がり続けている。

出典膨らむ内部留保 活用促す手だてが要る:北海道新聞 どうしん電子版

■このようなメリットはあるが、個人経営者は悩んでいる

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福利厚生も考えると、人件費の負担が大きくなり過ぎです。中小企業では賃上げをしたくでもできない状況にあり、気持ちと現実のギャップが大きい

出典最低賃金引き上げ、45%の飲食店が賃上げを予定。高騰する人件費に経営者のホンネは? | Foodist Media by 飲食店.COM

年々上昇する人件費に加盟店の利益が圧迫されており、加盟店オーナーの悲鳴があがっている。

出典コンビニ店主から悲鳴、10月から最低賃金アップ 人件費が利益を圧迫(弁護士ドットコム) – Yahoo!ニュース

売上が増えていれば、人件費の上昇も吸収できるが、コンビニ業界はここのところ、売上が頭打ちになっている

出典コンビニ店主から悲鳴、10月から最低賃金アップ 人件費が利益を圧迫 – 弁護士ドットコム

■利益の給与が見合ってない…というケースも

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最低賃金がここ5年くらいは毎年20円以上上がっているが、それくらいの比率で売上が上がっている訳ではないので、そういう点では利益が圧迫される

出典人口減少背景に最低賃金アップも…働き手も企業も“モヤモヤ”感【秋田発】 – FNN.jpプライムオンライン

最低賃金は今後も上がり続けることが予想されるが、何の対策もしなければ、人件費率が大きくなり過ぎて経営が圧迫される恐れが

出典最低賃金引き上げ、45%の飲食店が賃上げを予定。高騰する人件費に経営者のホンネは? | Foodist Media by 飲食店.COM

オーナーたちは自らの業務時間を増やすなどして、人件費を削ってきた。しかし、いずれは肉体的な限界を迎える。

出典コンビニ店主から悲鳴、10月から最低賃金アップ 人件費が利益を圧迫 – 弁護士ドットコム

■賃金の上昇はいいことばかりでない

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