元内閣府特命担当大臣の竹中平蔵氏の「元時代人は90歳まで働くことになる」という発言が物議を醸しています。
■竹中平蔵氏
竹中 平蔵(たけなか へいぞう、1951年3月3日 ‐ )は、日本の経済学者、政治家、実業家。東洋大学教授、慶應義塾大学名誉教授
ハーバード大学、ペンシルベニア大学客員研究員を経て、1982年から大蔵省財政金融研究室(現、財務省財務総合政策研究所)主任研究官
小泉内閣の経済財政政策担当大臣、金融担当大臣、総務大臣、郵政民営化担当大臣を歴任。元参議院議員
出典竹中平蔵とは (タケナカヘイゾウとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
■この竹中氏が「現代人は90歳まで働くことになる」と発言
私たちはこれからすごく長寿の時代を生きることになります。たとえば100歳まで生きるとすると、90歳くらいまでは働くことになる
出典竹中平蔵「現代人は90歳まで働くことになる」 自分の10年~20年後の履歴書を書け | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
約70年間1つの会社で働くなんてありえないですから、どこかで転職をすることになる。そうしたときに、専門性が身に付いていない人は生き残れない
出典竹中平蔵「現代人は90歳まで働くことになる」(プレジデントオンライン) – Yahoo!ニュース
死ぬまで働かなければいけない未来を不安視する人は多くいる。「90歳でもこなせる仕事があるのか?」というツッコミも
出典竹中平蔵「90歳まで働くことになる」発言に悲痛な声相次ぐ「90歳はヨボヨボ。心身ともに元気な高齢者は一握りだよ」 | キャリコネニュース
■竹中氏といえば「派遣法の規制緩和を推進」した人物でもある
小泉政権時に竹中氏が派遣法の規制緩和を推進し、非正規労働者の増加や格差拡大などをもたらした
出典竹中平蔵「90歳まで働くことになる」発言に悲痛な声相次ぐ「90歳はヨボヨボ。心身ともに元気な高齢者は一握りだよ」 (2019年10月23日) – エキサイトニュース
例えば派遣業に関しては、それまで高度専門職に限定されていた派遣の職種が、小泉政権では製造業まで緩和されている
出典竹中平蔵パソナ現会長の“改革”で、4割が非正規雇用で働く日本に…人に値する生活を営めず
「構造改革」と「規制緩和」の結果、国民の4割近くが非正規雇用という不安定極まりない状態へと追い込まれた
出典竹中平蔵パソナ現会長の“改革”で、4割が非正規雇用で働く日本に…人に値する生活を営めず
■これらを踏まえてネットからは色々な声が
竹中平蔵は90歳まで働くのか⁉️
勝手に働け‼️ https://t.co/pLajbIJYnS— 博博(PAKU PAKU ) (@H528522) October 23, 2019
竹中平蔵「現代人は90歳まで働くことになる」(プレジデントオンライン) – Yahoo!ニュース
唖然(°_°)
さらに【専門性を身につけろ】て。現在の司書さん、学芸員、保育士さんの待遇知ってんのかいな。
この人の言う専門家って具体的に何? https://t.co/G6EhPvoihE
— 灯子 (@toko_a) October 23, 2019
「休み明けに」 目にしてしまった 痺れるなぁ
竹中平蔵「現代人は90歳まで働くことになる」 自分の10年~20年後の履歴書を書け #POL https://t.co/iqpH3R6Z2E
— 19690720 (@xCDoihvLppcxhgG) October 23, 2019
竹中平蔵「現代人は90歳まで働くことになる」
自分の10年~20年後の履歴書を書け
https://t.co/Z6E4p1cOWj
90歳?働くか働かないかは、その人の勝手です。体質だって違う。寿命も違う。
ひとくくりにする悪。— 鶴田京子 (@chebkyu) October 23, 2019
90歳まで働くとなった場合、地方の場合、通勤はどうするんてすかね?竹中平蔵はそこまで考えての発言なんですかね?
— 水瀬 輝@MHWI (@ae111_2) October 23, 2019
竹中平蔵の日本人は90歳まで働く発言、あれに納得してる人がいるとは思えないが。つまり死ぬまで働くか、働けない奴は早く死ね、と言ってるようなもんだよね。人間って80歳過ぎたら半分は認知症になるらしいのに。
— まかれな (@makarena3) October 22, 2019
■ついこの間は老後は2000万円が必要なるという指標が出たばかり
九十五歳まで生きるには夫婦で約二千万円の蓄えが必要と試算
出典東京新聞:「老後2000万円」案、公文書残す 金融審 報告書は撤回決定:経済(TOKYO Web)
批判を受けて、麻生金融担当相が受け取りを拒否する異例の事態に発展
出典「老後2000万円」報告書 宙に浮いたまま新たな議論へ – FNN.jpプライムオンライン
老後資金として2,000万円の蓄えが必要だとした報告書の問題で、金融庁の金融審議会はきょう、この報告書の撤回を決定
出典「老後2000万円」報告書撤回 批判受け金融審が決定:ワールドビジネスサテライト(WBS):テレビ東京
■撤回はしたがモヤモヤが残る結果に
「政治が悪い」「年金払ってもソン」という声もあれば、反対に「2000万円で足りるの? 」「足りないっていうのは知っていたよ」とさまざまな声が
出典年金は払っても損? 「老後2000万円問題」に隠れた本当の問題とは?(ファイナンシャルフィールド) – Yahoo!ニュース
実際、老後資金がいくらあれば安心できるのか不安になった人も多い
出典ASCII.jp:老後資金に1000万円単位の差がつく!?「取り崩し運用」のすごい効果
多くのファイナンシャルプランナーが、老後資金に5000万円以上は必要だと指摘している
出典老後資金「2000万円不足」どころか「5734万円足りない」現実 | マネーポストWEB – Part 2
■このような不安がある一方で、70歳まで仕事をした場合は550万円あればいいという考えも
60代後半から無職になり、それまでの貯蓄を切り崩して30年間生活すると仮定すれば、今後の年金支給額が不変と仮定しても1029万円の貯蓄が必要になる
出典70歳まで働くなら必要な貯蓄は550万円で済む 「老後2000万円問題」を家計から切る (5/5) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
だが、仮に60代後半の5年間就業を続けられると仮定すれば、月平均8万円×12カ月×5年=480万円の貯蓄ができる計算となり、65歳時点で1029-480=549万円の貯蓄で済む
出典70歳まで働くなら必要な貯蓄は550万円で済む (2/2)
日本は、人類史上初となる「70歳までみんな働く社会」を迎えようとしている
出典人類史上初 70歳までみんな働く社会 何がどう変わるか?(週刊現代) | マネー現代 | 講談社(1/6)
■以上色々あるが、年金制度が危ないというのは間違いないこと
年金制度さえしっかりしていれば働く必要がなかった人にまで、働くことを強制せざるを得ないほど、年金財政は逼迫
出典人類史上初 70歳までみんな働く社会 何がどう変わるか?(週刊現代) | マネー現代 | 講談社(1/6)
少子高齢化や低金利で年金財政が悪化し、それに政府がうまく対応できなかった責任は重大
出典人類史上初 70歳までみんな働く社会 何がどう変わるか?(週刊現代) | マネー現代 | 講談社(1/6)
公的な年金に頼っているだけでは、十分に満足のいく豊かな生活はできないだろう。しかしながら、老後の生活をすべて自助努力で賄うというのも無理な話だ。やはり公的年金というのはとても大切なもの
出典年金制度は批判だらけだが、それでも「合理的」と言える理由 | 自分だけは損したくない人のための投資心理学 | ダイヤモンド・オンライン