身勝手すぎる…代金引換で多発「気が変わり受取り拒否」の実態

代金引換（だいきんひきかえ）とは輸送と決済の双方の機能を持つ運送サービスである。略して代引

通販での支払い手段のひとつとして「代引き」という言葉はよく耳にします

商品の配送と同時に決済も行う方式。宅配サービスにおいて商品受け取りの際に代金の支払いを行うさま

商品の配達時に代金と引き換える「代引き」サービスをめぐるトラブルが目立っている

一人のお客様から代金引換でお送りした商品の受け取り拒否をされています。お客様は再発送してもらえれば受け取ると言っている

「キャンセルできないならレビューに悪い評価をつける」などと脅す悪質な購入者も

商品到着後に「注文をキャンセルし忘れた」などの理由で受け取りを拒否するケースが増加

注文した利用者が、商品が届いたのに「気が変わった」と受け取りを拒否する悪質なケースも

精米したお米を代引で送ったところ、「必要なくなった」との理由で受け取り拒否

食料品の場合、返品されると再度商品にできないため、「キャンセル不可」としている販売者も多いですが、「キャンセルできないならレビューに悪い評価をつける」などと脅す

チーズタルト専門店「リトルローザンヌ」（岡山県）も、代引きに頭を痛めている店の一つだ。《気が変わった》《お金がない》《忘れていた》。さまざまな理由を並べ立て、受け取りを拒否する注文者

「受け取り拒否した商品をマンションの共同スペースに投げ捨てられた」――Uber Eatsの配達員と注文者の間でのこんなトラブルが

「受け取ってほしい」とお願いをしたところ、「失礼な店！」だとレビューに書いてやると言われ、泣き寝入りするしかなかった

商品代などを含む請求書や督促状を出しておりましたが、最近は不法な督促状と添えられてSNSなどでさらされたりレビューに書き込まれたりする

モラル低下もあり、サービス中止に踏み切る企業も出てきた

代引きを拒否した場合、法律上は注文した側に商品返品に際して発生した余分な送料を負担する義務が生じる

ただし『クーリングオフ』（一定期間内に売買契約の取消権を消費者に与えるもの）が法律上もしくは利用規約で認められていれば、一定期間内に売買契約の取り消しが可能

手段の1つとして残したい気持ちはありますが、過去に請求書や督促状を出しても一度も払われたことはないとのこと。便利な代引の裏に、販売者の苦悩あり

アマゾンやECサイトでの買い物を装った、第三者による悪質な｢代引き送りつけ商法｣（いわゆる代引き詐欺）が、活発化している

「家族が注文したのかな」と何の疑いもなく商品を受け取ってしまうため、被害が一気に広がっている

多い人になると、「一週間で10件くらいの覚えがない荷物が届いている。ひたすら受取拒否をしているが、そのやりとりを重ねるだけでも消耗するし、知らない人に住所や名前を知られていると思うと精神的に疲弊

注文していない商品が突然、代引きで届くというトラブルが増加している

国民生活センターは6月6日、身に覚えのない商品が届いたら受け取らないよう注意を呼びかけた

プラットフォーマーがどう説明するにせよ、結局は何の非もない被害者が振り回されていることだけは、間違いない。