噴煙は5500mに到達…桜島で「爆発的噴火」が発生

鹿児島県民つよい

■鹿児島のシンボルでもある「桜島」

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鹿児島湾(錦江湾)にある東西約12km、南北約10km、周囲約55km、面積約77㎢の火山。

出典鹿児島のシンボル・桜島をまるごと楽しもう|特集|鹿児島県観光サイト/かごしまの旅

姶良カルデラの南縁付近に位置し、約2.9万年前の巨大カルデラ噴火の3千年ほど後に誕生した。

出典鹿児島のシンボル・桜島をまるごと楽しもう|特集|鹿児島県観光サイト/かごしまの旅

1955年以降は頻繁に噴火が発生

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有史以降も噴火と休止を繰り返し、文明、安永、大正には規模の大きな噴火が発生。

出典昭和火口 – みんなの桜島

1955年以降は南岳山頂火口や昭和火口で規模の小さな噴火を頻繁に繰り返しており、現在も活動は続いている。

出典【噴火は日常】【レベル3はいつものこと】ってホント? – みんなの桜島

■そんな桜島で8日、「爆発的噴火」が発生した

https://twitter.com/haru_maki1212/status/1192721661855850499

8日17時24分頃、鹿児島市・桜島の南岳山頂火口で爆発的噴火が発生し、噴煙が火口上5500mに達した。

出典鹿児島・桜島で火口上5000mを超える噴火 2016年以来3年ぶり – ウェザーニュース

■詳細

噴煙が5000mに達したのは2016年7月26日の昭和火口噴火以来3年ぶりで、南岳山頂火口では2000年10月7日以来19年ぶり。

出典鹿児島・桜島で火口上5000mを超える噴火 2016年以来3年ぶり – ウェザーニュース

鹿児島地方気象台によると、8合目付近(火口から500~700m)まで噴石が飛んだほか、火山雷(噴煙によって発生する雷)も観測。

出典桜島で爆発的噴火 噴煙は過去最大5500Mに達する

今後も噴火警戒レベル「3」を継続し、火口から概ね2kmの範囲で大きな噴石及び火砕流に警戒するよう呼び掛けている。

出典鹿児島・桜島で火口上5000mを超える噴火 2016年以来3年ぶり – ウェザーニュース

■桜島では先月下旬以降、爆発的噴火が相次いでいる

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気象庁によると、南岳山頂火口では今年だけで既に130回以上の爆発的噴火を観測。

出典桜島で噴煙5500メートル 南岳山頂火口は00年以来(共同通信) – Yahoo!ニュース

特に先月下旬以降は発生回数が急増しており、今月7日にも噴煙が3000mを超える爆発的噴火を2回観測していた。

出典鹿児島・桜島が噴火 火口上5000mを超える噴火【動画・写真】 – Sputnik 日本

■今後も活発な噴火活動が続く見込み

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山体が隆起・膨張していることを示す地殻変動が観測されているほか、火山ガスも1日あたりの放出量が多い状態が続いている。

出典桜島で連日噴火「1〜5日までに爆発18回」山体膨張続く (2019年11月6日) – エキサイトニュース

南岳直下のマグマ供給量が増えているとみられ、今後も活発な噴火活動が続く可能性があるという。

出典桜島で連日噴火「1〜5日までに爆発18回」山体膨張続く (2019年11月6日) – エキサイトニュース

■ちなみに…

地下には大量のマグマが新たに供給されている

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マグマは地中深くから姶良カルデラの地下10kmにある巨大なマグマ溜まりに蓄積され、そこから桜島の火口直下1~3kmにあるマグマ溜まりに供給される。

出典桜島のマグマは、大噴火の前に火口直下でその動きを止める | マイナビニュース

現在、姶良カルデラ地下には毎年1400万㎥ものマグマが新たに供給されており、これは小規模噴火で吐き出されるマグマよりも多い。

出典桜島のマグマだまり 急速に増加「25年程度」で大正大噴火並みの爆発が? | ハザードラボ

■近い将来、桜島が大規模噴火を起こす可能性は高い

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大正噴火で放出されたマグマの量は15億㎥とされており、現在の供給ペースなら、約130年で同じ量のマグマが蓄積される。

出典桜島のマグマだまり 急速に増加「25年程度」で大正大噴火並みの爆発が? | ハザードラボ

大正噴火からすでに100年以上が経過しており、2040年ごろには再び大規模なマグマ噴火が発生すると考えられている。

出典桜島のマグマだまり 急速に増加「25年程度」で大正大噴火並みの爆発が? | ハザードラボ

専門家らは「大規模噴火の切迫性は高い」として、防災計画の充実が必要と訴えている。

出典桜島の大規模噴火想定し模擬映像 大量降灰と軽石 防災意識高めて 鹿児島市|【西日本新聞ニュース】

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