「酸性雨で髪の毛が溶ける」というウワサを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?まとめでは、このウワサの真相をご紹介しました。
そもそも酸性雨って?
酸性雨とは、二酸化硫黄(SO2)や窒素酸化物(NOx)などを起源とする酸性物質が雨・雪・霧などに溶け込み、通常より強い酸性を示す現象です。
酸性雨は、河川や湖沼、土壌を酸性化して生態系に悪影響を与えるほか、コンクリートを溶かしたり、金属に錆を発生させたりして建造物や文化財に被害を与えます。
そんな酸性雨で髪が溶ける?
結論から言うと「酸性雨に当たるとハゲる」というのは単なる都市伝説です。
出典「酸性雨で髪の毛が溶ける」というウワサは本当? 髪の毛と雨の関係性
日本で降る雨はpH4~6程度なのでそこまで強くはありません。人間の肌も雨と同じように弱酸性に保たれているため、酸性雨を浴びた程度で髪が溶けてしまうということはないのです。
出典「酸性雨で髪の毛が溶ける」というウワサは本当? 髪の毛と雨の関係性
でも、油断は禁物!!
髪は、外部からの刺激を防いでくれるウロコ状のキューティクルで覆われていますが、髪が雨に濡れたままの状態が続くとキューティクルが剥がれやすくなるのです。
出典「酸性雨で髪の毛が溶ける」というウワサは本当? 髪の毛と雨の関係性
ここに雨が降ると、髪の内部にできた隙間に空気中の湿気が入り込みます。湿気を吸収した髪は水分が溜まって膨張し、まとまらなくなるんです。つまり湿気により髪が広がるのは、髪が受けたダメージも原因の1つになります。
雨には空気中のホコリや雑菌が含まれており、これが付着することで髪や頭皮にダメージが起きてしまうのです。
出典「酸性雨で髪の毛が溶ける」というウワサは本当? 髪の毛と雨の関係性
頭皮で雑菌が繁殖してニオイの元になったり、薄毛を引き起こす恐れがあります。
雨で浴びたら早めに乾かすこと
毛穴の詰まりは抜け毛などの原因になるため、できればキレイにシャンプーで洗い流し、その後完全に乾かすのがベストです。
出典酸性雨に降られると薄毛・抜け毛になるのは嘘?髪に雨を浴びたときの対処法
キレイに洗った髪は、必ずドライヤーで髪の根元まで乾かしましょう。