とにかく、感染しないために手洗いやマスクの着用、ワクチン接種など早めの対策を!
■今年も「インフルエンザ」の流行が始まった
11月4~10日までの1週間に、全国およそ5,000の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、1医療機関あたり1.03人に。
出典インフルエンザ流行期に 統計開始以降2番目の早さ | NHKニュース
流行の目安になる1人を超えたため、厚生労働省は15日、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表した。
出典インフル流行入り 過去2番目に早く – FNN.jpプライムオンライン
■例年より約1ヵ月も早い流行入り
過去2番目の早さ
例年より数週間から約1ヵ月ほど早く、新型インフルエンザが世界的な大流行となった2009年に続いて2番目に早い。
出典インフルエンザ流行期に 統計開始以降2番目の早さ | NHKニュース
今年は福岡県や佐賀県、沖縄県などで9月下旬に流行入りの目安を超える患者数が報告され、学級閉鎖などが行われていた。
出典インフルエンザ流行期に 統計開始以降2番目の早さ | NHKニュース
流行しているウイルスはH1N1型
国立感染症研究所によると、2009年に「新型インフルエンザ」として流行したH1N1型が98%を占めている。
出典インフルエンザ早い流行入り 合併症リスク…予防接種を|【西日本新聞ニュース】
ただ「近年は1シーズンの中で、複数のタイプのウイルスが異なる時期に広がることが多く、2回かかる可能性もある」という。
出典例年より早く流行期に突入!意外と知らないインフルエンザウイルスから身を守る知恵|@DIME アットダイム
■そんななか、心配なニュースが…
東京大の研究チームは26日、抗インフルエンザ薬「ゾフルーザ」が効きにくい耐性ウイルスが、通常のウイルスと同程度の感染力や症状を引き起こす力を持っていると英科学誌に発表した。
出典耐性ウイルス、強い感染力=インフル治療薬ゾフルーザ―東大
■詳細
患者から耐性ウイルスを採取
研究チームは、昨冬に医療機関を受診したA型インフルエンザ患者38人について、耐性ウイルスの有無を調査。
出典「ゾフルーザ」耐性ウイルス、インフル同様の感染力…東京大などのチーム(読売新聞) – goo ニュース
その結果、ゾフルーザ服用前には検出されなかった耐性ウイルスを、服用後に9人で検出。
出典耐性ウイルス、強い感染力=インフル治療薬ゾフルーザ―東大
動物実験で感染力、症状ともに通常ウイルスと同程度と判明
この耐性ウイルスをハムスターやマウス、フェレットに感染させて調査。
出典耐性ウイルス、強い感染力=インフル治療薬ゾフルーザ―東大
その結果、通常のウイルスとほぼ同じように肺や気管で増殖して体重減少を引き起こしたほか、他の個体に飛沫感染したという。
出典「ゾフルーザ」耐性ウイルス、インフル同様の感染力…東京大などのチーム(読売新聞) – goo ニュース
人工的に作った耐性ウイルスによる実験などではこれまで、感染力は通常のウイルスよりも弱いと報告されていた。
■昨年登場した新薬「ゾフルーザ(バロキサビルマルボキシル)」
従来薬とは違い、1回服用するだけでOK
昨年3月に販売が開始された抗インフルエンザ薬で、従来薬とは違い「細胞内でのウイルス増殖」そのものを抑えるのが最大の特徴。
「たった一回、飲むだけ」という手軽さから大きな注目を集め、多くの医療機関で処方された。
出典インフル新薬ゾフルーザ「12歳未満の投与は慎重に」で何が変わる? 提言した学会に聞いた – FNN.jpプライムオンライン
■しかし、大きな欠点があった
耐性ウイルスの出現率が高いことが判明
臨床試験(治験)段階から「耐性ウイルス」の出現率が高いことが指摘されており、実際に、服用した患者から相次いで検出。
出典東京新聞:インフル新薬「ゾフルーザ」に課題 耐性ウイルス できやすく:経済(TOKYO Web)
さらに、未服用の人からも耐性ウイルスが検出され、いずれもゾフルーザを服用した患者から感染した可能性があるとみられている。
出典インフル新薬ゾフルーザ「12歳未満の投与は慎重に」で何が変わる? 提言した学会に聞いた – FNN.jpプライムオンライン
■今回の研究結果は極めて重要
耐性ウイルスが一気に拡散される恐れも…
今回の研究結果は、今後もこうした事例が起きうることを示している。
出典耐性ウイルス、強い感染力=インフル治療薬ゾフルーザ—東大(2019年11月26日)|BIGLOBEニュース
研究者は「耐性ウイルスの感染力が通常ウイルスと変わらない可能性がある以上、12歳未満の小児だけでなく、高齢者などへの処方も慎重に検討すべき」と話している。
出典「ゾフルーザ」耐性ウイルス、インフル同様の感染力…東京大などのチーム(読売新聞) – goo ニュース
インフルエンザ薬が効きにくい耐性ウイルスかぁ、こわいなぁ。
そういえば、なんかの病気が免疫力リセットするってきいたし、やべーよな。
— 因幡てる (@Inaba_Teru) November 26, 2019
そらゾフルーザだって耐性ウイルスくらい出るでしょ…
— ゆん (@yun_1201P) November 26, 2019
イナビルでもタミフルでもあるし10日くらい寝たら良い。単に昨年良く使われたに過ぎないでしょ。大袈裟やねん。
ゾフルーザ、耐性ウイルスの懸念 インフル治療どうする:朝日新聞デジタル https://t.co/qRdY0kF6ho
— 305(ドMなお兄様) (@zelda20007) November 26, 2019
ゾフルーザもう耐性出たのかじゃあやめようって言ってる諸君
タミフル耐性のインフルなんてとっくの昔に山ほどでてますよ笑
流行ったインフルの全部がタミフル耐性ウイルスやったって言われてるシーズンもあるのに笑
— 8th wonder (@7_momomo) November 26, 2019
耐性ウイルスが出る度に現場で働くお医者さん、看護師さんは特に怖いだろうな…。
普段からお世話になってる身としてはなるべく先生、看護師さん達が気分良く仕事出来る患者でありたい。— 青石英(ブルートパーズの和名) (@bluetopaz_a_) November 26, 2019
■いずれにしても、大事なのは「感染しないこと」
ワクチン接種やマスク着用など早めの対策を!
厚労省によると、今年のワクチン見込み供給量は過去6年間(2017年除く)の平均使用量(2598万本)より多く、ワクチン不足の恐れはない見通し。
出典インフルエンザ早い流行入り 合併症リスク…予防接種を|【西日本新聞ニュース】
例年1月下旬~2月上旬にかけて流行のピークを迎えるが、今シーズンは早まる可能性があり、「早めの対策」を呼び掛けている。