夏とはまた違うから恐ろしい
▼富士山で登山をし、行方不明になっていた男性
28日、富士山に登る様子をライブ配信していた人が滑落する姿が流れ、警察が捜索したところ、30日午後、7合目付近で遺体が見つかったということです。警察はライブ配信をしていた人の可能性もあるとみて身元の確認を進めることにしています。https://t.co/KqqswY0FlW#nhk_video pic.twitter.com/cDFduO0GKe
— NHKニュース (@nhk_news) October 30, 2019
おととい動画配信サービス「ニコニコ生放送」で、登山の様子をライブ配信していた男性が滑落したと見られています。
出典富士山で遺体発見 登山の様子をライブ配信し滑落した男性か(静岡朝日テレビ) – Yahoo!ニュース
道は合っているだろうかと自問した後、滑ると叫んで滑落したとみられる。
出典富士山から動画配信中に滑落か 遺体発見(CNN.co.jp) – Yahoo!ニュース
男性は動画を配信中、山頂付近で足を滑らせ滑落する様子を配信したあと、連絡が途絶えていた。
出典富士山で身元不明遺体 配信中滑落の男性か(日本テレビ系(NNN)) – Yahoo!ニュース
捜索していた静岡県警が30日午後に富士山7合目付近で遺体を発見。
出典野口健氏、ライブ配信中に滑落した登山者とみられる遺体発見に「ノリだけで登った印象」(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース
遺体は登山道から800メートルほど外れた場所で、全身が雪に埋まった状態で見つかったという。身元が分かるものはなく損傷も激しいため、性別などは分かっていない。
出典富士山で身元不明遺体 配信中滑落の男性か(日本テレビ系(NNN)) – Yahoo!ニュース
富士山滑落ニコ生配信された方ご冥福を。視聴者に美しい景色を届ける勇気に敬意を表します。
— とある木工屋ちゃん (@CphzoZjN0FqqR0j) October 31, 2019
▼冬と夏では危険度が違う富士山
富士山は10月22日、平年より22日遅れて初雪が観測されたばかり。9月上旬に夏山シーズンは終わっており、閉山している状態だ。
出典富士山で動画生配信中に滑落、増える安易な山登りの危うさ(日経ビジネス) – Yahoo!ニュース
警察はこの時期、降雪があると特に危険性が高まるとして、無計画な登山を控えるよう呼び掛けている。
出典富士山から動画配信中に滑落か 遺体発見(CNN.co.jp) – Yahoo!ニュース
登山しない方が良い理由としては
富士山では、風速20メートル以上の風が吹くことも珍しくありません。
また、山室が店じまいしているため、トイレが利用できませんし、緊急避難できる場所もありません。
携帯電話も中継局を撤去しているため、使用が難しくなります。
▼そんな閉山シーズンには雪がすでに降っており
標高3776メートルの富士山頂は7月、8月でも最低気温が氷点下になることもあり、いつでも雪が降る環境にある。
出典富士山の初雪はいつ? 初冠雪とは? – 富士山NET|ふじさんネット|富士山情報 まるごとおまかせ!
最も早い初雪の記録は、1963年7月31日。最も遅い記録は、1943年10月16日。平年日は9月14日。山頂が雪に覆われている期間は年平均275日。
出典富士山の初雪はいつ? 初冠雪とは? – 富士山NET|ふじさんネット|富士山情報 まるごとおまかせ!
富士山での滑落事故、冬季入りの景色はとても美しかったことだろう。しかしその光景は死を招く光景、そういったところも理解してほしかった。今はその死を悼む
— 後藤順一朗 (@goto_jun) October 30, 2019
富士山滑落した方、ダメだったようだ。
残念な結果だけれども、無策な雪山登山での死亡事故によって冬季入山に厳しくなってくるかもね。— コクゾウムシ研究所 (@komebitsu_sense) October 30, 2019
滑落事故なぁ…とっくに閉山してるんだから登るなよって思ってしまうんだけど。富士山は登るもんじゃなくて見るもんだ。
— いちこ (@sanayuki914) October 31, 2019
▼さらに登山にはきちんとした服装が必要
野口氏は「映像を見ましたが…。ピッケル、アイゼンはうつっていない。また、滑落した直後の映像では自身の足が映っていますが、ハイカットの登山靴ではなく軽登山靴または運動靴。スパッツなし」と、登山家の視点で分析。
出典野口健氏、ライブ配信中に滑落した登山者とみられる遺体発見に「ノリだけで登った印象」(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース
爪の数は4本から12本まで様々な製品があり、爪の数が多いものほど靴底の広い範囲に爪が配置され、滑り止めとしての能力が高い。
中でも一般的な雪山登山においてはピッケルは単なる杖代わり、滑落防止の確保支点、滑落時の停止用具など消極的用法に留まるが、アイゼンはこの時点でも積極的な活用を求められ、また安全を保ち、時間や労力や恐怖を軽減する。
ニコ生主の富士山滑落事故、軽装(アイゼン、ピッケルなしと思われる)で単独で雪山でしかも独立峰の富士山で出発時間も遅いしあかん登山の見本みたいやな。
山に実際に入るようになってから、民俗学の山中他界説を身をもって感じた。
山は異世界。気を付けよう。— かつだ (@shuryo710) October 31, 2019
ネット配信中に富士山滑落のやつまじ恐怖!!!それと同時になんで、こんだけ冬の富士山は危険と言われているのに、軽装でいくのだろうか。。。?山岳救助隊のみなさん、ご苦労様です。。。
— モコモコ (@snowpeak_animat) October 31, 2019
ニコ生を配信しながら富士山から滑落した人を止める人はいなかったのだろうか? 積雪期にピッケルもアイゼンも無しに登るなんて最初から死にに行くようなものだ。ニコ生の視聴者は、ただ視ていただけなのか? 対話をしていた人物は、何をしていたのか? そこに寒気を感じる。
— FFMatudo (@FFMatudo) October 31, 2019
▼また雪といえど、氷のような物
山小屋の経営者は、「(冬の富士山は)普通の人は登る世界ではないと思います。気温が低いから、かなり凍っている状態だと思います」と話した。
出典富士山7合目に“滑落の跡” 30日朝も捜索 「生配信中に滑落」? – FNN.jpプライムオンライン
アイスバーンになっている状態が一番滑落しやすいわけで、雪が薄被りで、日中温度が上がって、雪が水に戻って、夜に再度冷える、というような状態の方が危険です。
出典リアルすぎてヤバイ、富士山での滑落事故。この時期行けるところまでいく、の判断はしちゃダメ | 経営と登山のあいだ
雪面が固く凍結した状態。
ざらめ状の浮遊氷と非常に堅い表面氷からなり,きわめて危険な滑走面である。
アイスバーン状態の場所を滑ると・・・
2016年11月23日付朝刊記事によると、山岳会所属の男性と大学山岳部員の2人が、山頂に近い9合目付近で滑落し、標高差約900メートル下で遺体となって発見された。
出典滑落するも生還した体験談に注目集まる 富士山では遺体発見、不明のニコ生配信者か : J-CASTニュース
静岡新聞の1992年5月7日付朝刊記事によると、南アルプス・聖岳の北斜面で滑落した会社員男性は、4日後に奥赤石沢で動けなくなっているところを救助されたが、そこは、滑落場所の稜線から1キロほども下にあるところだった。
出典滑落するも生還した体験談に注目集まる 富士山では遺体発見、不明のニコ生配信者か : J-CASTニュース
「冬の富士山は危険」とは聞いた事あったけども、10月末の山頂付近は晴れでも氷点下の寒さで、アイゼンすら歯が立たないレベルのアイスバーン化してるなんて、今回のニコ生滑落動画で初めて知ったよ。怖いわ自然。
— TRICE (@TRICE_KAC) October 30, 2019
積雪期の富士山のアイスバーンはめちゃくちゃ固くてアイゼンもピッケルもなかなか刺さらないから一度滑落すると岩に激突するまで止まらない
— 友利 (@post_tomori) October 30, 2019
▼とにかく冬の山は恐ろしい
「富士山における適正利用推進協議会」が19年3月に作成した資料によれば、16年は10人、17年は7人が富士山の登山で命を落としている。うち、夏山期間外の死亡者はそれぞれ8人と7人だった。
出典富士山で動画生配信中に滑落、増える安易な山登りの危うさ(日経ビジネス) – Yahoo!ニュース
雪山には生死に関わるリスクがあり、夏の登山に慣れていたとしても安易な気持ちで踏み込むことはできません。