居酒屋の団体予約を無断でキャンセルしたとして、警視庁は11日、東京都内の50歳代の男を偽計業務妨害容疑で逮捕したと報じられました。
●近年増えている、飲食店での「無断キャンセル」
予約客が飲食店に来ない「無断キャンセル」が社会問題になっている。
出典年2000億円”無断キャンセル被害”の深刻 その「うっかり」が店を苦しめる | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
当日キャンセルや無断キャンセルの多さに頭を悩ませているのが実状
出典年2000億円”無断キャンセル被害”の深刻 その「うっかり」が店を苦しめる | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
・「ノーショー」「ドタキャン」などとも呼ばれている
「無断キャンセル」は、飲食店の予約を客側が忘れたり、別の予約を優先したりするなど勝手な理由で連絡もせず一方的に破ってしまうことを言い、
出典飲食店「無断キャンセル」で弁護士が料金回収する新サービス登場…撲滅につながる?詳細を聞いた – FNN.jpプライムオンライン
他に「ノーショー」「ドタキャン」などとも呼ばれていて、この問題は編集部でも度々取り上げてきた。
出典飲食店「無断キャンセル」で弁護士が料金回収する新サービス登場…撲滅につながる?詳細を聞いた – FNN.jpプライムオンライン
●そんな中、居酒屋の団体予約を無断でキャンセルした疑いで逮捕
居酒屋の団体予約を無断でキャンセルしたとして、警視庁丸の内署が11日、東京都内の50歳代の男を偽計業務妨害容疑で逮捕したことがわかった。
出典【独自】偽名で居酒屋に17人分予約、無断キャンセルで逮捕(読売新聞) 居酒屋の団体予約を無断でキャンセルした…|dメニューニュース(NTTドコモ)
捜査関係者によると、男は6月下旬頃、千代田区内の居酒屋に偽名を使って電話をし、1人1万円の食事コース計17人分を予約しながら、
出典【独自】偽名で居酒屋に17人分予約、無断キャンセルで逮捕(読売新聞) 居酒屋の団体予約を無断でキャンセルした…|dメニューニュース(NTTドコモ)
当日に来店せず、店の業務を妨害した疑い。「問い合わせの電話はしたが、予約はしていない」と容疑を否認している。
出典【独自】偽名で居酒屋に17人分予約、無断キャンセルで逮捕(読売新聞) 居酒屋の団体予約を無断でキャンセルした…|dメニューニュース(NTTドコモ)
●「偽計業務妨害罪」とは?
偽計業務妨害罪とは、虚偽の風説を流したり偽計を用いたりして、人の業務を妨害した場合に成立する罪です(刑法233条)。
出典ネット書き込みによる偽計業務妨害罪と威力業務妨害罪とは? | 誹謗中傷弁護士相談Cafe
偽計業務妨害罪が成立するには「業務を妨害」することが必要です。
出典ネット書き込みによる偽計業務妨害罪と威力業務妨害罪とは? | 誹謗中傷弁護士相談Cafe
「偽計を用いる」場合にも成立します。偽計というのは、人を欺いたり誘惑したり、または人の錯誤や不知に乗じることです。
出典ネット書き込みによる偽計業務妨害罪と威力業務妨害罪とは? | 誹謗中傷弁護士相談Cafe
●ネットでは、このニュースに様々な声が上がっている
居酒屋の無断キャンセルで逮捕されたの初か?
当たり前だけど食材は腐るしお店の損害は凄いんだぜ!!— 神撃の旧ゼルエル (@zerueru114514) November 11, 2019
無断キャンセルしたら逮捕されちゃうんだ!気をつけよ!!!!!!
— ユナ (@_pinkchan9) November 11, 2019
居酒屋の団体予約無断キャンセルでついに逮捕者か…
偽名使ってるあたり故意だし、いい歳した無敵の人がやらかした感がパないですね…— かあねりあん【爆死】@ship2&1 (@nerineripso2) November 11, 2019
キャンセルすることが悪いんじゃなくて、無断でキャンセルが駄目なんですよー、という話よね(このニュースの犯人は言語道断ですけど)
■居酒屋無断キャンセル、業務妨害容疑で59歳男を逮捕 警視庁 #ldnews https://t.co/RBCqGfJyHm— 浅水彼方 (@kanata1976) November 11, 2019
dメニューニュース:【独自】偽名で居酒屋に17人分予約、無断キャンセルで逮捕(読売新聞) https://t.co/5kF6ZvFGcd
常習っぽいから捕まったんでしょうねえ。こんなことして楽しいんでしょうか。— 化野コトコと9999人の分身達 (@COTOCO_ADASHINO) November 11, 2019
しかし、無断キャンセルによる飲食業界の損害額は年間で2000億円に上る・・って、そんなにも!?
途方もない数字にびっくりです。どうやってはじき出した数字なんだか・・・ちょっと眉唾だな。— 平林みちこ* (@kulonyan) November 11, 2019
・一方でこんな声も‥
わかってはいけないけど、元々予定あったのを無断キャンセルでもタチ悪いのに偽名使ってまで予約キャンセルとか何したいん。 https://t.co/Exxzr1iTv9
— リバーシのゲームとか (@REVERSI0926_) November 11, 2019
居酒屋の団体予約の無断キャンセルって逮捕されるんだ…
初めて知った:(´◦ω◦`):ガクブルまーそもそも予約する予定ないしあっても無断キャンセルはしないだろうけど…
— asumaro. (@asumaron_) November 11, 2019
この人は特に悪質だけど、一般のお客さんも無断キャンセルやめて欲しい。団体さんとか特に。席確保して料理も用意してるのに来るか来ないか分からずに困ってるお店いっぱいあるんよ。
分かり次第連絡、これ大人の鉄則。— Emi@AliA渋横恵 (@Emibug_9714) November 11, 2019
以前、厨房で働いてた身としては、本当に無断キャンセルやめてほしい。勿体ないし、何よりせっかく作ったものが食べてもらえないのが悲しすぎる。頑張って用意したのに、メンタルに来るんだよ。
この人の動機は嫌がらせ?誰かに雇われた?なんにせよ逮捕されて良かった。— 麦茶 (@6gicha0ishi) November 11, 2019
・厳しい声も上がっている
居酒屋の無断キャンセルで逮捕者。今まで当然のように無断キャンセルしまくっていた人達も多少は改心する気になったでしょうか。今の日本は逮捕者が出なければ、煽り運転を始め何から何まで反省しない。声を出せない人には、何をしても構わないという風潮は、逮捕者が出なくても改めなければいけない。
— ブラック企業対策コンサルタント (@black_794) November 11, 2019
無断キャンセルをした所で
自分の利益にも何にもならんだろうに、
それを敢えてするというのは
一体どういう事なんだろうね?
愉快犯? https://t.co/bQ2f3s7ehw— Xephyr (@Xephyr2009) November 11, 2019
団体予約を無断キャンセルはテロやん。これがもうちょい遅くて忘年会シーズンの出来事やってみ?大テロやん。
— のぎん (@beeeheeeei) November 11, 2019
こーゆーのが忘新年会前に見せしめでも良いから逮捕されたのは本当にありがたいね…無断キャンセルは大規模でも小規模でも許しちゃダメ!! https://t.co/bW8RL261oy
— カズミおねいさん (@kazumimagicaqb) November 11, 2019
・その他の声
飲食店に限らず予約したのに無断キャンセルや、通販代引き注文しといて受け取らない奴のせいで予約全額前金制とか代引き廃止とか迷惑なんだよね
— 練乳珈琲@無糖 (@airisu0) November 11, 2019
無断キャンセルの件、インターネット予約限定にして予約時にクレジットの与信枠確保しとけばいいのに。
— ステチケ (@11_Ashin_ko) November 11, 2019
前払い制が一番。幹事さんも酔っ払ってお会計とかしなくていいもんね。
【独自】偽名で居酒屋に17人分予約、無断キャンセルで逮捕 : 国内 : ニュース : 読売新聞オンライン https://t.co/JKKNEijdb3— しらし (@shiola13) November 11, 2019
●少し前には、オープン初日に無断キャンセルの事例も
「悔しくて悲しくて涙が溢れた」 料亭への「総額7万円の嘘の予約」に非難殺到 https://t.co/LRRjkbejti pic.twitter.com/oyWLQQOf60
— ニュースサイトしらべぇ【公式】 (@sirabee_news) June 4, 2019
悪質な無断キャンセルが、京都の料亭のオープン初日に起こった。
出典「悔しくて悲しくて涙が溢れた」 料亭への「総額7万円の嘘の予約」に非難殺到 – ニュースサイトしらべぇ
オープンの日の3日、推定50代男性から「何人くらい店に入れるか」との問い合わせが入ったそう。その後、同じ男から「7,000円のコースで10人の予約をとっておいて。よろしく」と再び電話が入る。
出典「悔しくて悲しくて涙が溢れた」 料亭への「総額7万円の嘘の予約」に非難殺到 – ニュースサイトしらべぇ
しかし、予約の時間過ぎても男は現れず、おかしいと思った店主が控えていた携帯番号に連絡すると「この番号は現在使われておりません」というアナウンス。ちなみに予約時の電話は非通知であった。
出典「悔しくて悲しくて涙が溢れた」 料亭への「総額7万円の嘘の予約」に非難殺到 – ニュースサイトしらべぇ
●「偽計業務妨害罪」と評価された裁判例
宅配サービスのあるお店に、他人の名義で虚偽の注文をしたことが偽計業務妨害罪と評価された事例(大阪高裁昭和39年10月5日)
出典ネット書き込みによる偽計業務妨害罪と威力業務妨害罪とは? | 誹謗中傷弁護士相談Cafe
お店に、無言電話を繰り返しかけ続けたことが、偽計業務妨害罪となった事例(東京高裁昭和49年8月7日)
出典ネット書き込みによる偽計業務妨害罪と威力業務妨害罪とは? | 誹謗中傷弁護士相談Cafe
●この問題は、キャンセル料の取り決めがない場合が多い?
問題の無断キャンセルをめぐって飲食店のケースが問題になるのは、ほとんどの飲食店の場合、キャンセル料の取り決めがないからという。
出典「無断キャンセル」にはキッチリ賠償を…… ネット時代の悪質客への対策はコレ!(気になるビジネス本) : J-CAST会社ウォッチ
ホテルや旅館では「キャンセルポリシー」があり、当日キャンセルは100%、予約日の3~4日前から原則としてキャンセル料が発生する時期になる。
出典「無断キャンセル」にはキッチリ賠償を…… ネット時代の悪質客への対策はコレ!(気になるビジネス本) : J-CAST会社ウォッチ
近年、無断キャンセル被害は深刻化し、経済産業省の有識者勉強会のリポートによると、損害額は年間2000億円に上るとされる。
出典【独自】偽名で居酒屋に17人分予約、無断キャンセルで逮捕(読売新聞) 居酒屋の団体予約を無断でキャンセルした…|dメニューニュース(NTTドコモ)